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マーケット: ユーロ反落、リスク敏感通貨軟調

2021/12/10 07:40

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「トルコリラ続落」

9日の欧米の外国為替市場の米ドルは堅調でした。米ドルの主要6通貨に対する強さを示すドル指数(DXY)は0.4%上昇しました。新型コロナウイルスのオミクロン型変異種の感染拡大を受け経済活動を制限する動きが拡大したことへの警戒感でリスク回避ムードとなりました。円と米ドルに逃避買いが入る一方、リスク敏感通貨は軟調でした。

米ドル/円は0.2%安。米国東部時9日午後4時(日本時10日午前6時)時点で1ドル=113円40銭台で取引されました。1ドル=113円27~81銭のレンジで取引されました。長期金利の指標である米10年物国債利回りは1.49%近辺に上昇。米5年物国債回りは1.25%台に低下。短期金利の指標でFRB政策に敏感な米2年物国債の利回りは0.69%近辺で小動きでした。

ユーロ/米ドルは0.4%反落。1ユーロ=1.12ドル台後半で推移しました。ユーロ/円は1ユーロ=128円10銭近辺のユーロ安水準でした。ドイツの財務副大臣が「恒久的なインフレリスクがある」と述べました。英ポンド/米ドルは0.1%高。英ポンド/円は1ポンド=149円90銭近辺の小幅ポンド安水準でした。

資源国通貨は軟調。カナダドルは対米ドルで0.5%安。クロス取引のカナダドル/円は1カナダドル=89円20銭台のカナダドル安水準。原油安が材料。豪ドル/米ドルは0.3%安。クロス取引の豪ドル/円は81円10銭近辺に下落。NZドルは対米ドルで下落。NZドル/円は77円ちょうど近辺に下落しました。豪ドル/NZドルはほぼ横ばいでした。

新興国通貨は対円で下落。トルコリラ/円は1リラ=8円20銭近辺に1.1%続落。一部のアナリストは、トルコ中銀が16日の会合で2%利下げ、1月会合で政策金利をさらに1%引き下げると予想。通貨安が一段進むとの見通しを示しました。南アフリカランド/円は1ランド=7円10銭近辺に大幅下落。南アフリカの10月の製造業生産高は前月比5.9%減、前年同月比8.9%減と非常に弱い内容でした。メキシコペソ/円は0.3%反落、5円40銭台で推移しました。

「ダウ横ばい、ナスダック大幅反落」

9日のヨーロッパ株式市場は軟調。ヨーロッパの17カ国の上位600社で構成されるSTOXX600は0.1%安。フランクフルトDAXは0.3%安。ロンドンFTSEは0.2%下落でした。

アメリカの株式市場は軟調。ダウは前日比と同じ水準で引けました。S&P500は0.7%安。ナスダックは1.7%反落しました。小型株の指数であるラッセル2000は2.3%安。恐怖指数であるVIXは8%上昇しました。

ニューヨーク原油(WTI)先物1月物は2.0%安の70ドル94セント。金2月物は0.5%安の1776ドル70セントでした。

*NY時間9日午後4時(日本時間10日午前6時)時点の状況です。

[DECEMBER 09,2021] No 031844767

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