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マーケット: ユーロ安・米ドル高、トルコリラ下落

2021/09/17 07:30

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「ポンド軟調」

16日の欧米の外国為替市場では米ドルが買い戻されました。ユーロは下落。トルコリラの下げが目立ちました。

アメリカの8月の小売売上高が予想外に前月比プラスとなったことを受け米国債利回りは上昇。フィラデルフィア地区連銀の景況感指数が非常に強かったことも寄与、前日まで安く推移していた米ドルが買い戻されました。特に対ユーロで上昇しました。

ユーロ、英ポンド、円、その他の合計6つの通貨に対する米ドルの強さを示すドル指数(DXY)は0.4%上昇しました。

米ドル/円は0.3%高。米国東部時16日午後4時(日本時17日午前5時)時点で1ドル=109円70銭台で取引されました。1ドル=109円22~83銭のレンジで取引されました。米10年物国債の利回りは1.33%台に上昇。米5年物国債利回りは0.83%台に上昇しました。

ユーロ/米ドルは0.4%安。1ユーロ=1.17ドル台半ば~後半で推移しました。ユーロ/円は1ユーロ=129円10銭台の小幅ユーロ安・円高水準でした。英ポンド/米ドルは小幅安。英ポンド/円は1ポンド=151円30銭近辺の小幅ポンド安・円高水準でした。

資源国通貨は軟調。カナダドルは対米ドルで0.4%安。クロス取引のカナダドル/円は1カナダドル=86円50銭台の小幅カナダドル安・円高水準でした。カナダの住宅着工件数は予想を小幅下振れました。豪ドル/米ドルは下落。クロス取引の豪ドル/円は0.2%下落しました。中国経済の鈍化懸念、オーストラリアの雇用統計で就業者数が予想以上に減少したことが材料。NZドルは対米ドルで小幅安。NZドル/円は0.2%安で推移しました。ニュージーランドの第2四半期(4~6月)の国内総生産(GDP)は予想を上振れました。

新興国通貨は対円で概ね軟調。トルコリラ/円は1リラ=12円80銭台前半の約1.1%リラ安・円高水準。エルドアン大統領が物価を早急に下げなければならないと述べました。金利高がインフレを招いていると繰り返し主張しているため、トルコ中央銀行が利下げを強いられるとの見方が広がりました。南アフリカランド/円は1ランド=7円50銭近辺のランド安・円高水準。メキシコペソ/円は5円50銭近辺のほぼ横ばい水準で取引されました。

「不安定な展開、ダウ小幅安」

16日のヨーロッパ株式市場は反発。ヨーロッパの17カ国の上位600社で構成されるSTOXX600は0.4%高。フランクフルトDAXは0.2%高。ロンドンFTSEは0.2%上昇しました。

アメリカの株式市場は小幅安。不安定な展開でした。ダウは前日比63ドル、率にして0.2%安でした。S&P500は0.2%安。ナスダックは0.1%上昇。ラッセル2000株価指数は0.1%安。恐怖指数であるVIXは3%上昇しました。

ニューヨーク原油(WTI)先物10月物は横ばいの72ドル61セント。金12月物は2.1%安の1756ドル70セントでした。

*NY時間16日午後4時(日本時間17日午前5時)時点の状況です。

[SEPTEMBER 16,2021] No 031844708

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