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マーケット: 利回り上昇も米ドル軟調、円堅調

2021/09/16 07:27

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「カナダドルに買い」

15日の欧米の外国為替市場では円が引き続き堅調。米国債利回りが上昇に転じましたが、米ドル買いに繋がりませんでした。

前日に発表された弱めのアメリカの消費者物価指数(CPI)が引き続き意識されました。連邦準備理事会(FRB)の連邦公開市場委員会(FOMC)を控え観測・思惑が錯綜しました。それぞれの強いCPIを受けカナダドルと英ポンドが買われました

ユーロ、英ポンド、円、その他の合計6つの通貨に対する米ドルの強さを示すドル指数(DXY)は0.2%低下しました。

米ドル/円は0.3%安。米国東部時15日午後4時(日本時16日午前5時)時点で1ドル=109円30銭台で取引されました。1ドル=109円11~74銭のレンジで取引されました。米10年物国債の利回りは1.30%台に上昇。米5年物国債利回りは0.79%台に上昇しました。

ユーロ/米ドルは0.1%高。1ユーロ=1.18ドル前半で推移しました。ユーロ/円は1ユーロ=129円20銭台の小幅ユーロ安・円高水準でした。英ポンド/米ドルは小幅高。英ポンド/円は1ポンド=151円40銭台のほぼ横ばい水準でした。ユーロ/英ポンドは小幅下落しました。イギリスのジョンソン首相が内閣改造を発表、スナク財務相は留任でした。

資源国通貨はまちまち。カナダドルは対米ドルで0.5%高。クロス取引のカナダドル/円は1カナダドル=86円60銭台の小幅カナダドル高・円安水準でした。カナダの8月のCPIが予想を上振れたことが材料視されました。豪ドル/米ドルは小幅高。クロス取引の豪ドル/円は0.1%下落しました。中国の弱い経済指標が上値を抑えました。NZドルは対米ドルで小幅高。NZドル/円は小幅安で推移しました。

新興国通貨は対円で概ね軟調。トルコリラ/円は1リラ=12円90銭台の小幅リラ安・円高水準。南アフリカランド/円は1ランド=7円50銭台のランド安・円高水準。メキシコペソ/円は5円50銭近辺のほぼ横ばい水準で取引されました。

「ダウ236ドル反発」

15日のヨーロッパ株式市場は下落。ヨーロッパの17カ国の上位600社で構成されるSTOXX600は0.8%安。フランクフルトDAXは0.7%安。ロンドンFTSEは0.3%下落しました。

アメリカの株式市場は反発。ダウは前日比236ドル、率にして0.7%高でした。S&P500は0.9%高。ナスダックは0.8%上昇。ラッセル2000株価指数は1.1%高。恐怖指数であるVIXは7%低下しました。

ニューヨーク原油(WTI)先物10月物は3.1%高の72ドル61セント。金12月物は0.7%安の1794ドル80セントでした。

*NY時間15日午後4時(日本時間16日午前5時)時点の状況です。

[SEPTEMBER 15,2021] No 031844707

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