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マーケット: 今週の米ドル/円、豪ドル/NZドルどうか

2021/09/13 07:19

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「円軟調」

10日の欧米の外国為替市場は全体的に小動き。やや動意に欠ける展開でした。米ドルは小幅高。円は軟調でした。アメリカの8月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比8.3%上昇。インフレ圧力が強いことを示しました。ユーロ、英ポンド、円、その他の合計6つの通貨に対する米ドルの強さを示すドル指数(DXY)は0.2%上昇しました。

米ドル/円は0.2%高。米国東部時10日午後4時(日本時11日午前5時)時点で1ドル=109円90銭台で取引されました。1ドル=109円70~99銭のレンジで取引されました。米10年物国債の利回りは1.34%台に上昇。米5年物国債利回りは0.81%台に上昇しました。

ユーロ/米ドルは0.1%安。1ユーロ=1.18ドル前半で推移しました。ユーロ/円は1ユーロ=129円80銭台後半の小幅ユーロ高・円安水準でした。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が前日に続きややハト派な発言をしました。英ポンド/米ドルは横ばい。英ポンド/円は1ポンド=152円10銭台の小幅英ポンド高・円安水準でした。

資源国通貨はまちまち。カナダドルは対米ドルで0.2%安。クロス取引のカナダドル/円は1カナダドル=86円60銭台のほぼ横ばい水準でした。カナダの雇用統計は強弱感が入り混じる内容でした。豪ドル/米ドルは0.2%高、クロス取引の豪ドル/円はほぼ横ばいでした。NZドルは対米ドルで小幅高、NZドル/円は0.2%上昇しました。

新興国通貨は対円でまちまち。トルコリラ/円は1リラ=12円90銭台の小幅リラ安・円高水準。南アフリカランド/円は1ランド=7円70銭台の小幅ランド高・円安水準。メキシコペソ/円は5円50銭台前半の小幅ペソ高・円安水準で取引されました。

「インフレ指標」

今週の外国為替市場では、アメリカ、イギリス、カナダの消費者物価指数(CPI)が材料になると予想されます。連邦準備理事会(FRB)の会合を翌週に控え、ブラックアウト期間に入りました。金融政策をめぐる観測・思惑が相場に影響する可能性があります。

INGのアナリストは、センチメントが落ち着けば、金融引き締めに動く中銀を持つ通貨の動きが活発化する可能性があるとコメントしました。米ドル/円は109円60銭~110円60銭のレンジを予想。英ポンドに強気。NZドルも堅調に推移するとみて、豪ドル安・NZドル高が一段進む可能性があるとみています。カナダドルとユーロは小幅な値動きを予想しました。

ロイタージャパンは、米ドルがボックス圏で推移すると予想。米ドル/円の予想レンジは109~111円でした。

UOBのアナリストは、今後1~3週間の米ドル/円について、109円30銭~110円55銭の予想レンジを維持しました。

「米株安値引け、ダウ5日続落」

10日のヨーロッパ株式市場は全体的に軟調。ヨーロッパの17カ国の上位600社で構成されるSTOXX600は0.3%安。フランクフルトDAXは0.1%安。ロンドンFTSEは0.1%反発しました。

アメリカの株式市場は安値引け。ダウは5日続落。前日比271ドル、率にして0.8%安でした。S&P500は0.8%安。ナスダックは0.9%下落。ラッセル2000株価指数は1.0%安。恐怖指数であるVIXは11%上昇しました。

ニューヨーク原油(WTI)先物10月物は2.3%高の69ドル72セント。金12月物は0.4%安の1792ドル10セントでした。

*NY時間10日午後4時(日本時間11日午前5時)時点の状況です。

[SEPTEMBER 10,2021] No 031844704

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