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マーケット: 米ドル/円下落、ユーロ小動き

2021/09/10 07:22

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「ポンド底堅い」

9日の欧米の外国為替市場は米ドル安地合い。米ドル/円の下落が目立ちました。先物市場で円のショート(売り)ポジションが積み上がっていたことから、ポジション調整が進んだ可能性があります。

アトランタ地区連銀のボスティック総裁はダウ・ジョーンズのインタビューで、「年内のテーパリング(量的緩和の縮小)は可能」としながらも、9月21~22日の連邦公開市場委員会(FOMC)での決定はないとの考えを示しました。

欧州中央銀行(ECB)は9日の理事会でパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れ規模を小幅縮小することを決めました。ラガルド総裁が「テーパリングでない」と慎重姿勢を示したことでユーロ相場への影響は限定的でした。

ユーロ、英ポンド、円、その他の合計6つの通貨に対する米ドルの強さを示すドル指数(DXY)は0.2%低下しました。

米ドル/円は0.5%安。米国東部時9日午後4時(日本時10日午前5時)時点で1ドル=109円70銭近辺で取引されました。1ドル=109円62銭~110円29銭のレンジで取引されました。米10年物国債の利回りは1.30%台に低下。米5年物国債利回りは0.78%台に低下し、米ドル売り・円買いを誘いました。

ユーロ/米ドルは0.1%高。1ユーロ=1.18ドル前半で推移しました。ユーロ/円は1ユーロ=129円70銭台のユーロ安・円高水準でした。英ポンド/米ドルは0.5%高。底堅く推移、英ポンド/円は1ポンド=151円80銭台のほぼ横ばい水準でした。

資源国通貨はまちまち。カナダドルは対米ドルで0.3%高。クロス取引のカナダドル/円は1カナダドル=86円70銭台の小幅カナダドル安・円高水準でした。豪ドル/米ドルは0.1%高、クロス取引の豪ドル/円は下落しました。NZドルも対米ドルで小幅高、NZドル/円は小幅安でした。豪ドル/NZドルはほぼ横ばい水準で推移しました。

新興国通貨は対円で軟調。トルコリラ/円は1リラ=12円90銭台のリラ安・円高水準。南アフリカランド/円は1ランド=7円70銭台前半のランド安・円高水準。メキシコペソ/円は5円40銭台後半のペソ安・円高水準で取引されました。

「ダウ4日続落」

9日のヨーロッパ株式市場はまちまち。ヨーロッパの17カ国の上位600社で構成されるSTOXX600は0.1%安。フランクフルトDAXは0.1%高。ロンドンFTSEは1.0%安でした。

アメリカの株式市場は軟調。ダウは4日続落。前日比151ドル、率にして0.4%安でした。S&P500は0.5%安。ナスダックは0.3%下落。ラッセル2000株価指数はほぼ横ばい。恐怖指数であるVIXは5%上昇しました。

ニューヨーク原油(WTI)先物10月物は1.7%安の68ドル14セント。金12月物は0.4%高の1800ドル00セントでした。

*NY時間9日午後4時(日本時間10日午前5時)時点の状況です。

[SEPTEMBER 09,2021] No 031844703

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