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マーケット: 米ドル続落、円に幅広い買い

2021/07/28 07:24

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「ユーロ堅調」

27日の欧米の外国為替市場では米ドルが続落しました。株式相場は反落、リスク回避ムードがやや強まりました。

連邦準備理事会(FRB)は27日、2日間の日程で連邦市場公開委員会(FOMC)を開始しました。資産買い入れの縮小(テーパリング)を議論するとみられます。新型コロナウイルスのデルタ型変異種の感染が拡大しているため、慎重な姿勢を示す可能性があるとの見方が一部ありました。アメリカ政府はこの日、ワクチン接種者の屋内でのマスク着用を勧告。アメリカの住宅価格は過去最高水準の上昇率を記録しました。

国際通貨基金(IMF)は27日に発表した世界経済の今年の成長率見通しを6.0%で据え置きました。アメリカやイギリスの成長率予想を上方修正、日本と新興国の見通しを下方修正しました。

ユーロ、英ポンド、円、その他の合計6つの通貨に対する米ドルの強さを示すドル指数(DXY)は0.2%低下しました。

米ドル/円は下落。米国東部時27日午後4時(日本時28日午前5時)時点で1ドル=109円70銭台で取引されました。1ドル=109円59銭~110円40銭のレンジで推移。米10年物国債の利回りは1.23%台に大幅低下。米5年物国債利回りは0.69%台に低下しました。

ユーロ/米ドルは小幅高。1ユーロ=1.18ドル前半で取引されました。ユーロ/円は1ユーロ=129円70銭台の小幅ユーロ安・円高水準でした。英ポンド/米ドルは0.5%高。英ポンド/円は1ポンド=152円30銭台の小幅ポンド安・円高水準でした。

資源国通貨は下落。カナダドルは対米ドルで小幅安。クロス取引のカナダドル/円は1カナダドル=87円10銭台のカナダドル安・円高水準でした。豪ドルとNZドルは対米ドルと対円でそれぞれ安く取引されました。

新興国通貨は対円で軟調。トルコリラ/円は1リラ=12円80銭近辺のリラ安・円高水準。南アフリカランド/円は1ランド=7円40銭台のランド安・円高水準。メキシコペソ/円は1ペソ=5円40銭台後半の小幅ペソ安水準でした。

「米株6日ぶり反落」

27日のヨーロッパ株式市場は軟調。ヨーロッパの17カ国の上位600社で構成されるSTOXX600は0.5%安。フランクフルトDAXは0.6%安。ロンドンFTSEは0.4%安で取引を終えました。

アメリカの株式市場は6日ぶり反落。デルタ型感染拡大への警戒感が重石になりました。ダウは約86ドル、率にして0.2%下落。S&P500は0.5%安。ナスダックは1.2%安でした。小型株の指数であるラッセル2000株価指数は1.1%下落。恐怖指数であるVIXは10%上昇しました。

ニューヨーク原油(WTI)先物9月物は0.3%安の71ドル65セント。金8月物は小幅高の1799ドル80セントでした。

*NY時間27日午後4時(日本時間28日午前5時)時点の状況です。

[JULY 27,2021] No 031844672

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