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北朝鮮の動向や欧州政治情勢には注意が必要か

2017/10/17 08:55

(欧米市場レビュー)

16日の欧米の外国為替市場では、米ドルがやや堅調に推移。トランプ大統領が次期FRB議長候補であるスタンフォード大のテーラー教授に感銘を受けたとの報道が米ドルの支援材料となりました。テーラー教授はイエレン議長よりタカ派的とみられています。

米国と北朝鮮の担当者が今週モスクワで会談するとの報道を受けて、北朝鮮問題が進展するとの期待から米ドルは上昇する場面が見られました。ただ、その後に北朝鮮当局者が北朝鮮は米国との外交的取り組みを当面拒否するとしたとの報道で、米ドルは上げ幅を縮小しました。

10月のNY連銀製造業景気指数は30.2と、2014年9月以来の高水準でしたが、為替相場への影響は限定的でした。

ユーロは上値の重い展開。カタルーニャ独立問題やオーストリアの政局が引き続きユーロの重石となりました。

(本日の相場見通し)

日本時間17日6時45分に発表されたNZの第3四半期CPI(消費者物価指数)は前年比+1.9%と、市場予想(同+1.8%)を上回り、第2四半期の同+1.7%からインフレの伸びが加速しました。CPIの結果を受けて、NZドルは対円で一時80.66円、対米ドルで一時0.7195ドルまで上昇しました(日本時間17日8時45分時点)。

北朝鮮問題や欧州の政治情勢は引き続き市場の重石となりそうです。16日から米韓合同軍事演習が開始されました。北朝鮮が新たな挑発行為を起こす可能性もあり、北朝鮮の動向に注意が必要でしょう。

スペインのラホイ首相は、カタルーニャ自治州政府のプチデモン首相に対し、独立を宣言したかどうかの問いに対する返答の期限を新たに19日(日本時間同日午後5時)に設定しました。カタルーニャ州独立問題で進展があれば、ユーロの相場材料となるかもしれません。

日本時間16日17時30分に9月の英CPIが発表されます。英CPIは5月に前年比+2.9%まで上昇したのち、6-7月は同+2.6%まで鈍化しました。ただ、8月は再び同+2.9%まで加速しました。市場が予想する9月のCPIは同+3.0%と、一段と加速する可能性があります。

インフレ率が一段と上昇し、BOE(英中銀)の利上げ観測が高まれば、英ポンドの上昇材料となる可能性があります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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