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市場調査部エクスプレス Todays'Flash!


ブレグジット交渉は第2段階へ移行も、英ポンドの上昇は限定的

2017/12/11 09:01

(欧米市場レビュー)

8日の欧米の外国為替市場では、米ドルが上昇。米ドル/円は一時11月14日以来となる113.63円まで上昇。ユーロ/米ドルは一時11月21日以来となる1.1734ドルまで下落しました。

8日に発表された11月の米雇用統計では、NFP(非農業部門雇用者数)が22.8万人増と、市場予想の20万人増を上回りました。平均賃金は前年比+2.5%と、依然として伸びが鈍いことが示されました。

(※)米雇用統計について、本日の「スポットコメント」をご参照ください

英ポンド/円は一時2016年6月24日以来となる153.45円まで上昇しました。ブレグジット交渉で、英国とEUが大筋合意したことが英ポンドの上昇材料となりました。ただ、アイルランド国境問題などは事実上の先送りで、英ポンド買いは一時的でした。

(本日の相場見通し)

本日は目立った材料に乏しく、週後半に米欧英の中央銀行の金融政策会合を控えていることから、方向感の出にくい展開となりそうです。一方で、先週末の堅調な欧米株の流れを引き継いで日本株が底堅く推移すれば、米ドル/円のサポートとなりそうです。

英国とEUはブレグジット交渉における優先分野で基本合意に達しました。14-15日に予定されているEU首脳会議を経て、両者は通商関係など将来に関する第2段階の交渉に進む見込みです。

ただ、アイルランド国境問題では現在のルールを保ち、詳細などは先送りされました。通商関係の交渉にも相応の時間が必要とみられており、英国とEUの合意に対する市場の反応は限定的でした。ブレグジット交渉が英ポンドの動意となる展開は今後も続きそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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