市場調査部エクスプレス Todays'Flash!


EUサミットの結果が英ポンドやユーロの相場材料に!?

2018/12/14 08:25

【ポイント】
・EUサミットで、ブレグジット協定案に関して英国議会が受け入れ易い提案がなされるか
・欧州委員会が、財政赤字見通しを下方修正したイタリア予算案を承認するか

(欧米市場レビュー)

13日欧米時間の外国為替市場で、米ドルはマチマチでした。円やユーロは軟調、英ポンドは堅調でした。

円が軟調だったのは、中国が米国からの大豆輸入を増やすとの報道で、米中間の緊張緩和が意識されたためでした。一方、ECBは理事会でQE(量的緩和)の年内終了を再確認しましたが、ドラギ総裁が会見で、経済のリスクが下方向にむかっていると発言したことがユーロ安を招きました。

13日のEUサミットで、英国議会が受け入れ易い何らかの提案が検討されるとの報道を受けて、英ポンドは堅調に推移しました。

サウジアラビアが米国製油所への出荷を減らす用意があるとの報道があり、原油価格は反発しました。ただし、カナダドルや豪ドル、NZドルなどの資源国通貨の反応は鈍かったようです。

トルコリラは、TCMB(トルコ中銀)の会合の結果を受けて上下した後、対米ドル、対円とも会合前の水準を上回って推移しました。南アランドは、強めのCPIを受けて上昇した前日から反落しました。

(本日の相場見通し)

 EUサミット関連の報道に注目です。ブレグジット協定案の焦点となっているアイルランド国境のバックストップ(善後策)について、英国がEUに無期限で束縛されるとの懸念を緩和するために、バックストップの終了日などを含む覚書が作成される可能性があるようです。
 EUからどのような提案がなされるのか、英国議会がそれを受け入れるのかなど、引き続き不透明ですが、英ポンドの相場材料となるかもしれません。

 また、イタリアが2019年の財政赤字見通しを下方修正したことを受けて、欧州委員会が予算案を承認するかどうかも注目されます。コンテ首相は承認が得られるまでブリュッセルに留まるようですが、一方で欧州委員会は財政赤字見通しの実現性に対して懐疑的との報道もあります。11月下旬以降、イタリアの長期金利は低下基調にあり、財政懸念の後退を示していますが、欧州員会の対応次第では状況が変わる(=長期金利が上昇してユーロ安要因となる)可能性はあります。

 本日14日は、米国の経済指標も注目されます。11月の小売売上高は10月(前月比0.8%)から減速が見込まれます(市場予想は同0.1%)。自動車販売台数が小幅減少し、ガソリン価格が大きく低下したためです。ブラックフライデーなどクリスマス商戦滑り出しの結果はまだ十分に反映されないかもしれませんが、弱めに出れば利上げ観測の一段の後退につながるかもしれません。その他、11月の鉱工業生産も発表されます(10月は前月比0.1%、11月の市場予想は同0.3%)。


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