今週はこう動く! マーケット羅針盤

2018/01/08 09:43今週の注目通貨(米ドル/円)= 先週の米ドル陽線引けは、1月相場の米ドル続伸の前兆なのか?!

◆要約◆
・先週の米ドル/円は、小幅ながらも陽線引け。これは、2013年以来5年ぶり。そして、そんな2013年の1月は、月末にかけて米ドルは続伸となった。
・先週の展開が、米ドル/円において、米ドル売りトライ失敗との受け止め方になるなら、過去の経験則通り、1月相場は米ドル高・円安へ向かう可能性が高くなりそう。


◆12月から続く方向感のない展開は変わるのか?!

 年明け後の米ドル/円は、112円割れ近くまで下落したものの、週末には113円を回復するところとなりました≪資料1参照≫。昨年12月から続いている112‐113円中心の方向感の乏しい展開にまだ変わりはないのか、それとも変化の兆しはあるかについて今回は考えてみたいと思います。

≪資料1=年明け後の米ドル/円の推移(60分足チャート)≫
 
(出所:M2Jチャートより作成)

 上述のように、1月第1週の米ドル/円は、小幅ながらも陽線引けとなりました。じつはこれは、2013年以来5年ぶりとなります≪資料2参照≫。そして、そんな2013年の1月は、月末にかけて米ドルは続伸となったのです。

≪資料2≫
 
(出所:M2Jヒストリカル・データより作成) 

 この2013年のように、1月第1週の米ドル円の方向性が、1月相場の方向を結果として先取りした形となったことは少なくありませんでした。ちなみに、過去5年間で4回、1月第1週の米ドル円の週足と、1月の月足の方向性は一致しました

 とりわけ、1月第1週の週足の実体幅(寄り付きと引け値の差)が1円以上といった具合に比較的大幅だったケースでは、月末にかけて同じ方向へ一段と大きく動く傾向がありました。この観点でいえば、先週の米ドル/円の米ドル陽線実体幅は0.5円未満と比較的小幅にとどまったので、明確な米ドル一段高の前兆といえるかどうかは微妙かもしれません。

 それにしても、1月第1週の方向性が、1月相場の方向性を決めることが多かったというのは、新年の取引スタートで、市場参加者も特定の方向への動きを試しやすいといったことがあるのではないでしょうか。

 先週の米ドル/円は、対ユーロ中心に米ドル全面安傾向で展開する流れに引っ張られた形で、上述のように112円割れをトライする動きが先行しましたが、週末にかけては、依然として連動性の高い米長期金利が上昇傾向となる動きに連れた形で113円を回復するところとなりました。

 こういった先週の展開が、米ドル/円において、米ドル売りトライ失敗との受け止め方になるなら、過去の経験則通り、1月相場は米ドル高・円安へ向かう可能性が高くなりそうですが、果たしてどうか?(了)

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【マーケットスクウェア】
先週金曜日のマーケットスクウェアは、「米FOMCと今後の金融政策」です。

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