今週はこう動く! マーケット羅針盤

2017/12/18 09:11今週の注目通貨(米ドル/円)=Xマス前にトランプ税制改革→「米長期金利上昇=米ドル高・円安」は起こるか?!

◆要約◆
・過去3年間について、12月の米ドル/円週間値幅を見ると、第4、5週の値幅は前後に比べて一段と小幅に。普通ならこのまま米ドル/円小動き続く?
・FOMC利上げ後は、米長期金利に方向感が出る傾向あり。米長期金利上昇が広がるようなら、クリスマス休暇前に米ドル高・円安方向へ動き出す可能性はありえなくない?!


◆米ドル/円の方向感ない小動きは続くのか?

 12月に入ってからの米ドル/円は112-113円中心に方向感のない小動きが続いています≪資料1参照≫。ではそれは今週も続くのかどうかについて、今回は考えてみたいと思います。

≪資料1=米ドル/円と日米10年債利回り差(2017年-)≫
 
(出所:トムソン・ロイターより作成)

 普通に考えたら、このまま方向感のない動きが続く可能性が高いのでしょう。例年、クリスマス休暇を前後して、米ドル/円の値動きは乏しくなります。過去3年間について、12月の米ドル/円週間値幅を見ると、第4、5週の値幅は前後に比べて一段と小幅となっていました≪資料2参照≫

≪資料2≫
 
(出所:M2Jヒストリカル・データより作成) 

 12月に入ってから一段と方向感を欠いた動きが続いたのは、米ドル/円と相関性の高い米長期金利(10年債利回り)の方向感のない動きが続いたことが影響しているのではないでしょうか。ただしその米長期金利は、以下のような見方からすると、そろそろ方向感が出てもおかしくない可能性はあります。

 先週のFOMCでは、事前の予想通りに追加利上げが決まりました。過去のFOMC利上げ決定後では、米長期金利がその後の一か月程度で±0.3%一方向へ動くところとなりました。

 つまりFOMC利上げ後は、米長期金利に方向感が出る傾向があり、過去のパターンを参考にしたら、今回も年明け1月半ばにかけて2.7%へ向かい上昇するか、2%割れへ向かい低下する可能性があるわけです。

 こういった中で、注目されたトランプ税制改革が決着する見通しとなりました。「米共和党指導部は15日、法人・個人減税など抜本的な税制改革法案をまとめ上げ、公表した。(略)トランプ大統領にとって大きな政策上の勝利となるのは確実となった」(15日付けブルームバーグ)。

 このような材料をきっかけに、米長期金利上昇が広がるようなら、クリスマス休暇前に米ドル高・円安方向へ動き出す可能性はありえなくないと思いますが、果たしてどうでしょうか?(了)

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【マーケットスクウェア】
先週金曜日のマーケットスクウェアは、「重要イベント通過後のマーケット見通しは?」です。

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