今週はこう動く! マーケット羅針盤

2016/10/17 08:55今週の注目通貨(ドルストレート)= NZドル0.69ドル、豪ドル0.74ドル割れず再上昇へ?!

◆要約◆
・ドルストレートは先週にかけて下落。ただ米ドル高が一時的ならそろそろ最終局面か?
・代表的な資源価格、原油相場一段高始まりなら、資源国通貨・豪ドルへの影響も注目。

 
◆ドルストレート下落は最終局面なのか?

 通貨の対米ドル相場、「ドルストレート」は、先週にかけてNZドルが0.71ドルを割り込むなど7月以来、約3か月ぶりの安値まで下落しました。では、このドルストレートの下落はまだ続くのかについて、今回は考えてみたいと思います。

 ドルストレートが下落したのは、米ドルが上昇した結果という面は大きかったと思います。では、その米ドル高は続くでしょうか。
 米ドルの総合力を示す実効相場は、52週MA(移動平均線)前後まで上昇してきました≪資料1参照≫。経験的には、中期ドル安トレンドが展開する中で、それと逆行する一時的なドル高は52週MA前後で終了します。
 米ドル実効相場の下落トレンドは今年1月から展開してきましたが、それがもう終了したのではなく、あくまで一時的なドル高に過ぎないなら、そろそろ最終局面を迎えている可能性があるでしょう。それなら、その裏返しという意味で、ドルストレートの下落も終わりに近いといった可能性になりそうですが、果たしてどうか。

 NZドル米ドルの52週MAは、足元で0.69ドル程度です≪資料2参照≫。上述のように、NZドルは米ドル高が進む中で先週0.71ドルを大きく割り込む展開となりましたが、上述のように米ドル高があくまで一時的なら、NZドル安もそろそろ終盤に入っている可能性があるのでしょう。
 もう一つのドルストレート、豪ドル米ドルは、NZドルよりは豪ドルが底固い展開となりました。ちなみに、豪ドル米ドルの52週MAは0.738ドル程度ですから、豪ドルは先週もそれを2%以上も上回る展開となりました≪資料3参照≫。ではその理由は何か。

 代表的な資源国通貨である豪ドルは、資源価格の代表である原油相場の上昇傾向が続いていることが、やはりプラス材料になっているのでしょう。その原油相場は、たとえば5年MAからのかい離率で見ると歴史的な下がり過ぎとなっているところで、最近、OPECの8年ぶり減産合意となったので、下がり過ぎ修正が一段と進む可能性は注目されそうです。
 代表的な資源価格の原油相場の一段高が始まっているなら、代表的な資源国通貨の豪ドルも上昇傾向が続くのではないでしょうか。米年内利上げ観測などを材料に、米ドル高となっても、上述のように、そんな米ドル高も実効相場と52週MAとの関係であくまで一時的な動きの限界に近いということなら、豪ドルも反落の限界に近いといった解釈になりますが、果たしてどうでしょうか。(了)

≪資料1≫
 
(出所:M2J FX投資判断インディケーター)

≪資料2≫
 
(出所:M2J FX投資判断インディケーター)

≪資料3≫
 
(出所:M2J FX投資判断インディケーター)

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【マーケットスクウェア】
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