今週はこう動く! マーケット羅針盤

2013/05/01 15:57なぜ少しドル安・円高になったのか?

少しドル安・円高の展開になってきました。ではなぜそうなっているのか、そして今後どうなるかについて、4月19日に東京で会場セミナーを行った際に冒頭で、私がお話した内容を振り返って検証して見たいと思います。
 
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◆96円割れで「黒田緩和」以前に戻るのか?!
 
『このドル高・円安はあと2-3年続き、120-125円になるのではないかと私は考えていますが、ただ目先は一旦クライマックスを迎えていると思っています。』
 
『1995年以降で私が調べた限りで、ドル高・円安は8ヶ月以上続いたことがないのですが、昨年10月から続いてきた今回のドル高・円安は5月でいよいよ8ヶ月目になるのです。』
 
『これまでの最高記録を大幅に更新しない限り、もういつ一旦ドル安・円高になってもおかしくない段階に入っているのではないでしょうか。』
 
『それでも、そのドル安・円高への転換がすぐなのか、それとも1ヶ月先なのかではかなり違いますが、それは今日〜週明けの月曜日で見極められるかもしれないと思っています。』(※発言は4/19金曜)
 
『私は、それが当面における100円突破のラストチャンスかもしれないと思っています。』
 
『100円を突破したら、101-102円ぐらいまでいって、そして5月にかけて最大104-105円の可能性も出てくるかもしれません。』
 
『一方、数日中に100円を越えられなかったら、しばらく100円突破は「お預け」になるかもしれません。』
 
『ちょうど今日(4/19金曜日)、G20会議をやっていますが、前回2月G20会議後の展開がそうだったのです。』
 
『2月G20終了直後に当時のドル直近高値更新に失敗すると、ドル高・円安は一旦止まり、そして約1週間後に「イタリア・ショック」が起こると一時的に大きくドル安・円高へ揺り戻されるところとなったわけです。』
 
『それを参考にしたら、今日と週明けの月曜日が100円トライのラストチャンスで、その結果次第でドル安・円高への転換がすぐに始まるか、それとも1ヶ月先なのかの一つの手掛かりが得られる可能性があるわけです。』
 
『以上のように私は考えているわけですが、ではなぜそのような考え方になるか、そのバックボーンについてこれから説明したいと思います。』
 
その後、質疑が始まったら、よく見知ったお顔のお客様が真っ先に挙手し、こんな質問をしました。
 
『今日と月曜日のラストチャンスで100円を越えられなかった場合はどの程度の円高になると考えているのですか?』
 
それに対して私はこうお答えしました、『90円』。
 
『今回の講演でもご説明したように、90日移動平均線からの乖離率で見るとドルは短期的に上がり過ぎの可能性があるわけですが、経験的にそんな上がり過ぎの修正は90日線割れまで続くもので、その90日線は足元92円程度だから、上がり過ぎ修正でドルは90-92円程度まで向かう可能性があるといった考え方になるわけです。』
 
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さて、これまでのところの展開は、ほぼ東京セミナーでお話したようになっているようですから、ドル安・円高への展開を予想する根拠もある程度は正しかったということでしょう。
 
ではこの先はどうなるか。4月4日、異次元の「黒田緩和」以前のドル高値、96円台よりドル安・円高に戻り、「黒田緩和」以前に戻るかがまずは第一関門ということになるでしょう。(了)

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