今週はこう動く! マーケット羅針盤

2013/02/06 16:27「FXドリームチーム本」とFXアカデミア

1月末に新著、「FXドリームチームが教える為替の鉄則」という本が出ました。これは、私がM2JFXアカデミア学長としてお手伝いしてきたことと重なる部分が大変多いので、今回その辺りを少し述べたいと思います。
 
◆「おわりに」と「序章」について
時系列としては、この本は「おわりに」に書いたことが最初になります。2011年春に、山本M2J前社長より、FXアカデミア学長への就任を依頼されました。それに対して、最初私はお断りしました。投資教育で成功した例は知らないし、それほど難しいものは私も自信がないからという理由でした。
 
それに対して、山本前社長は、「大丈夫です」とおっしゃいました。M2Jには、独自の発注システムである「トラリピ」があるし、そして吉田さんの予想からすると円安になるのでしょう。「だから大丈夫です」とのことでした。
 
お話の中で、FXを「よりまっとうな」、洗練されたものにしていきたいといった山本前社長の熱意を強く感じました。それは、私の頭の中に深く刻まれ、その後「プレミアムナイツ・セミナー」を企画していくに当たり、つねに強く意識するところとなったのです。
 
「プレミアムナイツ」については、「序章」で書いています。この一つの特徴は、有力チャーティストの登場に力を入れた点です。それは、私の専門分野やコネクションからすると決して近い関係ではありませんでしたが、だからこそぜひ力を入れたいと思ったのです。
 
私の頭の中で、人前で講演したり、レポートを提供するのは、ある程度の素養がある人がなおかつ鍛錬を積むことが必要であり、やりたいからといって誰でもできるものではない、それだけ責任の重いものだとの認識がありました。ただ、チャート分析は、自分の専門外なので、外部からお手本となる方にご協力いただく必要があると考えたのです。
 
そんな時、宮田直彦氏の「40年続いた円高が終わり、2015年120円への円安が始まる」といった内容のインタビュー記事を目にして、私は「全くその通りだろう」と感じ、自ら直接宮田氏に出演をお願いしたのです。
 
  
◆「第一章」と「第五章」について
 
第一章は、約一年半行ってきたアカデミアにおける自らの講義に対する反省が大前提となっています。
 
為替を理解し、なおかつ予想するというのは簡単なことではありません。それは、「為替は森羅万象に通ずる」という言葉が示すように、関係する対象が多すぎるというのが一因と私は考えてきました。このため関係する対象をいかに絞り込むことができるかを考えた結果が、相場の行き過ぎを察知し、予想に活用する「マーケット・アラート」です。
 
ただ、それは想像した通り、アカデミアの講義にはいろんなタイプの方が参加されます。主婦の方も、年配の方も、もちろんとても若い方も。そういった方々に講義する中で、私は「マーケット・アラート」でもまだ難しいかもしれないと感じました。
 
もっともっと絞り込み、「これだけわかれば大丈夫」といった具合にしなければ、FXの一般化、大衆化にはつながらないと考えるようになったのです。それには、山本前社長からの、「アカデミアは知識を教えるのではなく、知恵が身に付くようにしてもらいたい」という依頼も影響しました。
 
これだけわかったら、あとは自分で必要な知識は身に付けていく、そういった目標のもとに書いたこの第一章は、アカデミアにおける私の新たな講義に使っていく予定です。
 
第5章は、「円安が2015年120円になる理由」といったテーマで書きました。ある時、内部の会議でこんな意見が出たことがありました。お客様の中から、円安見通しだけでなく、公平に円高見通しの話も聞きたいとの意見があったのですが、いかがですかといったものでした。
 
それに対して私は、「私は円高にはならないと思うので、円高になるとの見通しのお話をお客様に聞いていただくのはかえって良くないのではないか」と述べました。
 
為替相場はまさに円安になりました。「為替の学校」、M2JFXアカデミアも、つねに検証し反省を繰り返しながら、内容をブラッシュアップし、FXの「知恵」がついて、ファンが増えていくような役割を担っていかなければならないと考えています。「FXドリームチーム本」は、その中間総括といった意味も、私の中にはあるのです。(了)

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