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エリオット波動・宮田レポート(短期アップデート) ※8月5日更新

2022/08/05 10:46

【8/9(火)・12(金)は休載となります】
筆者都合により、上記日付のレポート配信は休載とさせていただきます。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。


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[日経平均]
【当面の想定レンジ】27,500~28,460円

[NYダウ] 
【当面の想定レンジ】32,000~33,300ドル

[ナスダック]
【当面の想定レンジ】12,300~13,400

[米ドル/円]
【当面の想定レンジ】126.000~135.000円

[日経平均]
世界金融危機の底値を付けた08年10月以降、日経平均はおよそ4年周期で底入れしており、現在の相場はコロナショック底(20年3月)を起点とする4年サイクルの中にあります。この4年サイクルは、二つの2年サイクル(2年+2年)で構成されており、今年3月から後半の2年サイクルに入っています。今回、新たな2年サイクルは「サード・オブ・サード」と共に始まりました。ここからすると、24年中に日経平均は過去最高値・38,915円(ザラバで38,957円)を更新してもおかしくありません。

【日足・エリオット波動分析】
日経平均は昨年9月来の調整第(2)波を24,681円(3/9安値)で終了し、そこから第(3)波の上昇トレンドに入った可能性が高いとみています。
さらに25,520円(6/20安値)を起点に、第(3)波の第3波「サード・オブ・サード」の上昇が始まった可能性があり、今年後半の株高シナリオが提示されています。

第(2)波安値を付けた3月9日から約5カ月が経ち、信用絶対期日(9月9日)まで1カ月を残すのみとなりました。年初来安値からの信用絶対期日(この日はメジャーSQでもあります)が近づくにつれ、売り方は損失覚悟の買い戻しを迫られるでしょう。例年「夏枯れ」となりやすい8月相場ですが、今年に関してはいつもと違う、強い動きを期待できそうです。

日経平均は7月20日以降、200日MAを上回って推移しています。8月2日には日経平均は一時400円超も下げましたが、結果的に200日MA水準で下げ止まり、翌3日と4日は続伸しています。この動きからも、200日MA(27,559円、8/4終値時点)は強いサポートレベルとみてよさそうです。

8月4日の日経平均予想EPSは2185.61円に上昇し、21年11月8日に付けた過去最高水準(2179.25円)を更新しました。市場予想のEPS平均値(2242円)を基準にすると、PER14~15倍まで買われたときの日経平均は3万1400~3万3600円になります。

【時間足・エリオット波動分析】
日経平均は25,520円(6/20安値)からの「アセンディング・トライアングル」(強気パターン)を、マドを空けて上放れました(7/20)。トライアングル上辺(2万7千円処)の突破を契機に、日経平均の上昇が加速しています。

このトライアングル上辺は、今年上半期(1~6月)の日経平均の終値平均(27,021円)に一致しています。そんな重要な節目を上抜けたことにより、今後、日経平均は強基調を強める可能性があります。

一方、2万7千円未満は今年を通じての買いゾーンとみることができます。

8月1日には日経平均もTOPIXも、約2カ月ぶり高値となりました。短期的にも、6月9日高値の28,389円(TOPIXは1978)を試す可能性が高いでしょう。

そして28,389~28,460円は、今年最大の注目チャート節目=「ポイント・オブ・レコグニション」と思われ、そのブレイクをきっかけに、日経平均は3万円台回復を視野に入れることでしょう。
[28,460円]…21年9月高値からの下げ幅に対する61.8%戻り
【8月5日8:34更新】


[NYダウ]

【NYダウ日足&時間足・エリオット波動分析】 
NYダウの1月からの下落には波の重複(オーバーラップ)が目立ちます。オーバーラップが目立つ波動は、衝撃波(impulse waves)ではなく修正波(corrective waves)に分類されます(例外あり)。この見方が正しければ、NYダウの1月高値は「当面の天井」であって、数年にわたるような「大天井」はまだ付けていないことになります。

1月高値(36,952ドル)から「ダブル・ジグザグ」(W-X-Y)による下落は、29,653ドル(6/17安値)を以て終了した可能性がある、とみています。

8月1日、NYダウは一時32,972ドルまで上昇しました。次は33,303ドル(1月からの下落に対する半値戻り水準)を目指すでしょう。

【オルタナティブ・カウント】
1月高値からの下落フォーメーションは、「トリプル・ジグザグ」(W-X-Y-X-Z)。29,653ドル(6/17安値)からはリバウンド・X波に当たります。3万ドル処を割ると、3番目のジグザグZ波(A-B-C)入りが示唆されるでしょう。
【8月5日 9:05更新】



[ナスダック]

2010年9月以降でナスダックは50カ月MAを月末値で下回っていません。ナスダックの2022年前半のパフォーマンスは30%安と非常に厳しいものでしたが、それでも50カ月MA(10,807、8/4現在)を維持しています。

【ナスダック総合指数日足・エリオット波動分析】
6月16日安値(10,565)を以て、21年高値(16,212)からのA-B-Cパターンによる下落が終わった可能性に注目しています。

8月4日には一時12,736と3カ月ぶり高値を更新しました。21年11月高値からの下げ幅に対し、38.2%戻り水準(12,722)を回復したことになります。目先はいったん、上値が重くなることもあるでしょう。

なお6月安値からのネット上昇幅は、8月4日高値までで2171に伸びており、3月14~29日のリバウンド幅(2091)を上回る、最大のカウンター・トレンドとなっています。このことは、ナスダックの上昇が一段と拡大する可能性を高めています。

【フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)】 
SOX指数は、1月4日高値(4068)からの調整を終了したとみています。パターンはダブル・ジグザグ((W)-(X)-(Y))です。

7月安値からの上げ幅は、3030(3/14安値)から3633(3/29高値)までの上げ幅(603ポイント)を凌いでいます。つまり、1月からの下落における最大のカウンター・トレンドが発生しています。また、7月安値から足元までの上昇は、小波動レベルで5波構成となっています。これらは、今後もSOX指数が一段と上昇する可能性を高めています。

足元では3029(1月高値からの下落幅に対する38.2%戻り水準)を上回っており、当面は3158(6/2高値)試しとなりそうです。
【8月5日9:21更新】


[米ドル/円]

22年上半期の米ドル/円は、22円幅もの大幅な上昇(米ドル高・円安)を演じ、7月には24年ぶり円安水準を更新しました。筆者が描く理想的なシナリオは、「2023年6月頃に1ドル=150-160円を達成する」というものです。なお(A)波(11年10月→15年6月)と、(C)波(21年1月~)が等しく上がるN計算値からは、[152.869円]というターゲットが導かれます。

【月足・エリオット波動分析】 
米ドル/円は102.579円(21/1/6)を起点とする(C)波の上昇トレンド(米ドル高・円安)にあります。この(C)波は8年サイクルに基づき、2023~24年(注)まで続くとみられます。

(C)波は5波動構成((1)~(5))となりますが、今のところ第(3)波まで終了した可能性があります。
7月ローソク足は長い上ヒゲを持つ陰線「流れ星」となり、当面の米ドル/円ピークが確認されました。

注 これまでの円安ピッチは、筆者の想定よりも、半年程度速い印象です。
この点を考慮すると、(C)波の終了の時期も想定より前倒し(22年末~23年前半の期間?)になる可能性があります。

【日足・エリオット波動分析】 
126.354円(5/24)を起点とする、マイナー級第5波「ダイアゴナル・トライアングル」は、139.349円(7/14)で完成し、現在インターミディエイト級の第(4)波の下落(米ドル安・円高)が進行中とみています。

第(4)波の下値ターゲットレンジは、レッサー・ディグリー第4波領域[131.299円―126.354円]です。
ただし第5波のパターンはダイアゴナル・トライアングルですから、第(4)波のターゲットは(控えめにみても)126.354円(5/24)となります。

ところで、第(2)波(21年3月~9月)は複雑なもみ合いパターンでした。
この点に着目すると、第(4)波のパターンはおそらくは単純な形、ジグザグ(A-B-C)のコースを辿る可能性があります(オルタネーション)。

【時間足・エリオット波動分析】 
8月2日、米ドル/円は第4波領域[131.299円-126.354円]に一時入り、130円割れの目前で急速に下げ渋る動きとなりました。

もっとも、その後のリバウンドは、134.518円(8/3)を以て終わったかもしれません。それはレッサー・ディグリーiv波・134.590円(7/29)、7月14日-8月2日の米ドル/円下落の半値戻り(134.832円)、これらに近いものです。

この見方が正しければ、短期的にも米ドル/円は、130.316円を下回る動きとなるでしょう。その動きを以て、第(4)波中のA波は完成することでしょう。
【8月5日9:55更新】


エリオット波動とは
株式・為替動向を予想する心強いテクニカル手法
米国人ラルフ・ネルソン・エリオットが提唱した、今後の株式や為替など市場価格の動向を予想する手法です。相場は5つの上昇波と3つの下降波(合計8つの波)で一つの周期を作るパターンに従って展開するとされます。
このパターンは集団心理によるもので、数分から数十年といった様々な時間軸において観察されます。
フィボナッチ数列、黄金分割比率をチャート分析に初めて導入したのもエリオットです。

宮田直彦

執筆者プロフィール

宮田直彦(ミヤタナオヒコ)

チーフ・テクニカルアナリスト、マネースクエアアカデミア学長

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