市場調査部レポート

2018/04/27 13:40【マンスリー・アウトルック(2018/5)】「朝鮮半島の非核化」を横目でみながら・・・

― 2018年5月の為替相場展望 ―

《相場環境》

5月の重要な相場材料は、朝鮮半島の「非核化」に向けて進展があるかどうか。今年に入って懸念が強まった「貿易戦争」や「通貨戦争」の動きにも注目。米長期金利の上昇が目立つなか、景気・物価動向や予算交渉、国債入札などにも目を向ける必要があるかも。欧州では、イタリアの政権交渉は引き続き不透明。

<主要通貨の動向>
・【米ドル】米ドル/円、上下“分水嶺”となるポイントは?
・【英ポンド】英ポンド/円の5月想定コアレンジは?

<資源国・新興国通貨の動向>
・【豪ドル】RBAの政策スタンスは変化するか? 賃金データに注目!!
・【NZドル】RBNZの政策金利やインフレ見通しは変化するか!?
・【加ドル】NAFTA再交渉が材料になる可能性あり
・【トルコリラ】TCMBが0.75%利上げ。6月24日に大統領選と議会選実施
・【南アフリカランド】対米ドルで3カ月半ぶりの安値、一方で対円は依然レンジ内!?

◆主要経済指標・イベント

お知らせ:
次週5月4日はレポートをお休みします。次号は、5月11日配信のウィークリー・アウトルックです。


≪相場環境≫

5月の重要なイベント・スケジュールを以下に概観します。

5月の重要な相場材料は、朝鮮半島の「非核化」に向けて進展があるかどうかでしょう。さらには、今年に入って懸念が強まった「貿易戦争」や「通貨戦争」の動きも注目されます。米長期金利の上昇が目立つなか、それに関連して景気・物価動向や予算交渉、国債入札などにも目を向ける必要があるかもしれません。欧州では、イタリアの政権交渉は引き続き不透明です。

朝鮮半島の非核化
4月27日の南北首脳会談は友好的なムードの中で始まりました(本稿執筆時点では継続中)。金正恩書記長が「朝鮮半島の非核化」に向けて前向きの姿勢をみせていることが大きいようです。

もっとも、厳密に「非核化」が何を意味するのかは、各国によって異なるかもしれません。そして、「非核化」をどのようなペースで進めるのか、それをどのように検証するのか、その条件として北朝鮮が何を要求するのか日本がどのように関与するのか、など不透明なことばかりでしょう。

今後、米朝首脳会談の前にも、日中韓首脳会談や米韓首脳会談などのイベントを通して、上記の疑問に対する答えが徐々に明らかになるかもしれません。そして、その時々で市場がどう評価するのか予断を許しません。結局は「モヤモヤしたまま」という事態もあり得ますが、注意は怠れません。

米国の通商交渉
米国、カナダ、メキシコはNAFTA(北米自由貿易協定)再交渉の暫定合意を急いでいるようです。5月1日に、(カナダ、メキシコに対する)鉄鋼・アルミ関税の猶予期間が終了するからです。ただ、乗り越えるべきハードルは高そうです。

米国はNAFTA再交渉に続いて、中国との通商交渉に臨むようです。トランプ大統領は先に中国とロシアを批判して、「通貨切り下げゲームをしている。許容できない」とツイートしました。通商交渉が難航して為替相場が(米ドル安で?)反応する場面がみられるかもしれません。

米長期金利の行方
米長期金利(10年物国債利回り)は3%を挟んでの攻防となっており、3%台が定着するのかどうかは重要な意味を持つかもしれません。4月半ば以降は、長期金利の上昇と米ドル高が同時に起こっており、「良い金利上昇」と判断できます。
今後の景気や物価動向を踏まえて、利上げ観測は一段と高まるでしょうか。1年前の携帯通話料金の大幅引き下げの影響がなくなることで、今後の物価上昇率が上振れする可能性が高く、市場がそれをどう解釈するか注目されます。

もっとも、財政赤字拡大や外国資金の米ドル離れなどによる「悪い金利上昇」も懸念されるところです。これから始まる2019年度(18年10月からの1年間)の予算編成において、トランプ政権や議会が財政規律を蔑(ないがし)ろにするようであれば、国債が売られるかもしれません。5月上旬の四半期国債入札が円滑に行われるかどうか注目されます。
また、「貿易戦争」や「通貨戦争」が激化すれば、米国債の最大の保有国である中国などの資金流出により、国債価格や米ドルに下落圧力が加わるかもしれません。

イタリアの政治情勢
イタリア政権交渉の中心は「同盟」から「五つ星」へ移っています。マッタレッラ大統領からの要請を受けた「同盟」所属の上院議長が交渉仲介に失敗。ボールは「五つ星」所属の下院議長に渡りました。「五つ星」は「民主党」との連携を模索しています。しかし、政策的には「水と油」であり、「民主党」首脳が野党となることを望んでいることもあり、交渉は物別れに終わる可能性が高そうです。その場合、選挙管理内閣が立ち上げられ、再選挙に向けて動き出すかもしれません。

<チーフエコノミスト 西田明弘>


<主要通貨の動向>

【米ドル】 米ドル/円、上下“分水嶺”となるポイントは?

次週から始まる5月相場。その特徴を捉えることを目的に、過去10年(2008-2017年)における、主要6銘柄(日経225、NYダウ、米ドル/円、豪ドル/円、NZドル/円、英ポンド/円)の5月陽線/陰線表につき、以下ご覧ください。


 
上記表より、過去10年のデータでは、多くの銘柄では陽線および陰線になりやすいとの傾向が見受けられないものの、豪ドル/円では、10年中7年が5月陰線(陰線確率:.700)となっていることが分かります。

そんな中、今週末から始まる大型連休(以下、GW)中の為替相場の傾向はどうなのでしょうか。以下、過去10年(2008-2017年)における、米ドル/円、豪ドル/円、NZドル/円のGW期間陽線/陰線表をご覧ください。

上記表より、同様に、過去10年におけるデータでは、豪ドル/円では10年中6年が陰線となっている(GW陰線確率.600)一方で、米ドル/円では10年中7年が同期間で陰線(同.700)、そしてNZドル/円に至っては10年中8年で陰線(同.800)となっています。

これらデータはあくまでアノマリー※と捉えるべきであって、必ずそうなるとの確証が持てる事象のものではないものの、「相場は確率の高い方にbetするゲーム」という観点の下では、【GWは円高になりやすい】との仮説を以て臨むことが、リスクマネジメントの一助になるのかもしれません。(※アノマリー:マーケットにおいて、はっきりとした理論的根拠を持つ訳ではないものの、よく当たるかもしれないとされる経験則や傾向・パターンのこと)

また、同様のアノマリーでは、『セル・イン・メイ』(5月売り)という言葉もあることから、リスク回避に伴う下向きフローに対する警戒心を以てマーケットに臨むことがベターと考えます。繰り返しながら、あくまでもアノマリーや傾向という観点でトレードにおけるご参考にしていただければ幸いです。

閑話休題。ここからは、5月相場の傾向やパターンを踏まえた上で、足もとの米ドル/円の注目ポイントと今後の見通しについて推察したいと思います。米ドル/円・週足・スパンモデル®+26週BB(ボリンジャーバンド)+パラボリック+DMIをご覧ください。



上図チャートより、以下のようなメルクマールが確認できます。

1) 26週MA(移動平均線)が右肩下がりである。
2) 遅行スパンがローソク足の下方にある。
3) ローソク足が赤色の雲(=抵抗帯)の中にある。
4) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の下方で点灯している。
5) DMI(方向性指数)で、+DIと-DIが交差し、+DI>-DIとなりつつある。(上図黄色矢印)

以上より、米ドル/円の数週間スパン※における大局的なトレンド観測は『下向き』であるものの、足もとの小局的な動きは『デッド・キャット・バウンス』(=短期的な反発局面のこと)の時間帯であることが推察されます。(※数週間スパン:ここでは向こう1ヵ月程度を想定しています。)

米ドル/円の喫緊の重要ポイントは・・・【109.70円】を上抜けブレークするか否か。この【109.70円】に着目する根拠は以下のようなものが挙げられます。

a) 約半年間における市場参加者の平均売買コストを示す26週MAが概ね109.70円であること。
b) 直近高値A(114.69円、2017/11/6)と同安値B(104.58円、2018/3/23)を結んだフィボナッチ・50%ラインが概ね109.70円であること。
c) 4/3に発表された日銀短観による2018年度の主要輸出業種(大企業)の想定為替レートが概ね109.70円であること。

来る5月相場における米ドル/円は、当該レート(=109.70円)が上下“分水嶺”となり得、ブレーク成否が足もとのポイントとなりそうです。

<チーフアナリスト 津田隆光>

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【英ポンド】英ポンド/円の5月想定コアレンジは?

以下、英ポンド/円・週足・スパンモデル®+26週BB(ボリンジャーバンド)+パラボリック+DMIをご覧ください。


 
上図チャートより、以下のようなメルクマールが確認できます。

1) 26週MA(移動平均線)がやや右肩上がりである。
2) 遅行スパンがローソク足と絡み合う形状となっている。
3) ローソク足が青色の雲(=サポート帯)の上方にある。
4) パラボリック・SAR(ストップ・アンド・リバース)がローソク足の下方で点灯している。
5) DMI(方向性指数)で、+DIと-DIが交差し、+DI>-DIとなっている。(上図赤色点線丸印)

以上より、英ポンド/円の数週間スパン※における大局的なトレンド観測は下方硬直性を伴う『横向き』(=レンジ相場)であり、足もとの小局的な動きでは『下値固め』をする時間帯であることが推察されます。(※数週間スパン:ここでは向こう1ヵ月程度を想定しています。)

英ポンド/円の5月におけるコアレンジは、先行1スパン(≒150.00円)とBB・+2σライン(≒155.00円)の間のベースとするゾーン(上図青色括弧内)となることを想定しています。

<津田>


ユーロ/米ドルの5月見通しについては、「マイページ」→「マーケット情報」→「市場調査部・レポート」→「シナリオレポート」(『ユーロ/米ドル特別レポート』)をご覧ください。


<資源・新興国通貨の動向>

【豪ドル】 RBAの政策スタンスは変化するか? 賃金データに注目!!

RBA(豪中銀)は4月17日、政策金利の据え置きを決めた4月3日の会合の議事録を公表。議事録では、RBAの次の一手は利上げになる可能性が高いとしつつ、短期的には利上げを行う強い理由はないと強調。政策金利を当面据え置くことが改めて示唆されました。

議事録は、豪経済について「2018年のGDP成長率は潜在成長率を上回る」との見通しを示し、先行きを楽観視する一方、インフレ率は「労働コストの鈍い伸びや小売部門における激しい競争を踏まえると、当面低水準にとどまる」と指摘。CPI(消費者物価指数)上昇率は2018年に緩やかに上昇し、(目標下限の)2%を若干上回るとの見方を示しました。

金融政策については、「現在の状況を踏まえると、政策メンバーは、次の動きは利下げよりも利上げの可能性が高いとの見解で一致した」との文言を追加。その一方で、「失業率のさらなる低下やインフレ率の目標中央値への回帰は、緩やかなプロセスになると予想される」とし、「短期的に金融政策を調整する強い理由はない」と強調。政策金利の据え置きを当面続けることを示唆しました。

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5月の豪ドルは、16日の豪1-3月期賃金データが最大の独自材料になりそうです。RBAは政策金利を据え置く理由に、高水準の家計債務によって消費見通しに不透明感があることや、インフレ率の低さを挙げています。そして、低インフレは賃金の伸びの低さが一因との見方を示しているためです。市場では、RBAは政策金利を少なくとも年内据え置くとの見方が有力です。ただ、5月16日の賃金統計で賃金上昇圧力の高まりが示唆されれば、据え置き期間が予想よりも短くなるとの観測が浮上する可能性があります。その場合、豪ドルの支援材料になりそうです。


出所:トムソン・ロイターより作成

<シニアアナリスト 八代和也>

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【NZドル】 RBNZの政策金利やインフレ見通しは変化するか!?

NZドル/米ドルは今週(4月23日の週)、約4カ月ぶりの安値をつけました。米長期金利の上昇を背景に、米ドルが全般的に強含んだことが主な要因と考えられます。米長期金利は今週、一時2014年1月以来の高水準を記録しました。足もとのNZドルは、NZの経済指標以上に米長期金利など外部材料に反応しやすい地合いであり、この状況はしばらく続く可能性があります。NZドル/米ドルにとって、米長期金利の上昇はマイナス材料、米長期金利の下落はプラス材料と考えられます。

5月のNZドル最大の独自材料は、10日のRBNZ(NZ中銀)政策金利発表です。その結果がその後のNZドルの動向に影響を与える可能性があります。政策金利は現行の1.75%に据え置かれるとみられ、声明や3月に就任したオア新総裁の会見、そして金融政策報告に注目。とりわけ、金融政策報告における政策金利やインフレの見通しが焦点になりそうです。前回2月は、RBNZが政策金利を来年(2019年)1-3月期まで据え置き、翌4-6月期の利上げを想定していることが判明。また、CPI(消費者物価指数)上昇率は、今年1-3月期に前年比+1.1%へと鈍化した後、緩やかに上昇率が高まり、2020年7-9月期にインフレ目標中央値である+2%に到達するとの見通しが示されました。RBNZの総裁が交代したことで、利上げ時期やCPIの2%への到達時期が前回から変化する可能性もあります。その場合、NZドルが反応しそうです。

<八代>

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【加ドル】 NAFTA再交渉が材料になる可能性あり

BOC(加中銀)は4月18日、政策金利を1.25%に据え置くことを決定。据え置きは2回連続です。声明では、「インフレを目標に向かわせるために緩和的な政策が依然として必要ではあるものの、確認されている進展は、時間とともに利上げが正当化されるとの見通しを支援している」と表明。将来的な利上げに言及しました。ただその一方で、「経済の金利動向への感度などを注視するとともに、将来の金利調整に関して引き続き慎重であり続ける」としました。

BOCは5月30日に次回政策会合を開催します。市場では、BOCは5月の会合で政策金利を据え置き、7月に利上げするとの見方が有力です。今後発表される経済指標などで7月、あるいは5月の利上げ観測が高まれば、加ドルの支援材料となりそうです。

また、NAFTA(北米自由貿易協定)再交渉の行方に目を向ける必要があります。米国のカナダとメキシコに対する鉄鋼・アルミニウム関税の猶予期限は5月1日。また、メキシコ大統領選が7月1日、米中間選挙が11月に実施されます。時間がなくなりつつあるなか、米国・カナダ・メキシコの3カ国は5月初めにもNAFTA再交渉で原則合意するとの観測があるようです。再交渉で原則合意すれば、加ドルにとってプラス材料になりそうです。

<八代>

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【トルコリラ】TCMBが0.75%利上げ。6月24日に大統領選と議会選実施

TCMB(トルコ中銀)は4月25日、0.75%の利上げを決定。4つの政策金利のうち、後期流動性貸出金利を12.75%から13.50%へ引き上げました(1週間物レポ金利、翌日物貸出金利、翌日物借入金利は据え置き)。利上げは昨年12月以来です。

TCMBは声明で、「現在の高水準のインフレやインフレ期待は引き続き価格設定行動にリスクをもたらす」と指摘。「(トルコリラ安や原油高による?)輸入価格の上昇がこうしたリスクを高めた」として、「物価安定を支援するため、金融引き締めを実施することを決めた」と説明しました。トルコリラは今月、対米ドルや対ユーロで過去最安値を記録しました。

声明は、「インフレ見通しが大幅に改善し、目標と一致するまで、引き締め的な金融政策スタンスを断固として維持する」と強調。「インフレ期待や価格設定行動、そしてインフレに影響を及ぼすその他の要因を注視し、必要に応じて一段の金融引き締めを行う」と表明し、追加利上げに含みを持たせました。

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トルコのCPI(消費者物価指数)上昇率は今年3月まで8カ月連続で前年比10%を超え、TCMBのインフレ目標である5%を上回り続けています。こうした状況にもかかわらず、TCMBは利上げに消極的であり、最近の利上げは今回も含めてトルコリラ安が加速した場面に限られています。TCMBが今後利上げをするとすれば、トルコリラ安が進行した場合との見方ができそうです。

エルドアン大統領はTCMBに対して繰り返し利下げを要求。そのため、市場ではTCMBの独立性をめぐる懸念(大統領の圧力で利上げできない?)があり、その懸念がトルコリラに下落圧力を加えてきました。TCMBは今回、利上げを行うことで中銀が政府から独立していることを示したかったのかもしれません。そのことは、トルコリラにとってプラス材料と考えられ、トルコリラを下支えする可能性があります。ただ、市場ではインフレの抑制やトルコリラを押し上げるには、0.75%の利上げだけでは不十分であり、TCMBは今後、利上げ圧力を再び受けるとの見方があります。こうした状況では、トルコリラは上値も重い展開になりそうです。トルコリラは当面、明確な方向感が出にくい可能性もあります。

ただ、トルコリラに関しては、国内政治やシリア情勢などで突発的なニュースが出てくることがあります。また、トルコでは6月24日に大統領選と議会選が行われます。両選挙に向けて、トルコリラは政治関連の動きや各種世論調査の結果に反応することも考えられます。

<八代>

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【南アフリカランド】 対米ドルで3カ月半ぶりの安値、一方で対円は依然レンジ内!?

南アフリカランドは今週(4月23日の週)、対米ドルで3カ月半ぶりの安値を記録しました。米国の長期金利(10年債利回り)の上昇を背景に、米ドルが全般的に強含んだことが主な要因です。

4月に入り、南アフリカランドにとってプラス材料が散見されます。南アフリカのCPI(消費者物価指数)やラマポーザ大統領の発言です。3月CPIは前年比+3.8%と、約7年ぶりの低い伸びを記録しました。南アフリカ経済は低迷しており、インフレの鈍化は経済にとって好ましいと考えられます。また、経済情勢が今後悪化した場合、SARB(南アフリカ中銀)が利下げに動きやすくなるとの見方もできます。ラマポーザ大統領は4月18日、ランドは昨年11月以降の上昇によって中立水準に戻ったのかとの質問に対し、「中立水準に近いが、まだそこ(中立水準)まで達していない」と語り、ランドは中立水準に比べて依然として低いとの見方を示しました。

ただ、こうしたランドのプラス材料は、市場でほとんど材料視されていない状況です。そのことを踏まえると、ランドは引き続き外部材料に反応しやすい地合いになりそうです。

ランド/円は約4か月にわたり、おおむね8.8-9.2円のレンジ内で推移してきました。足もとは、対米ドルでのランド安に押されて、ランド/円はレンジ下限を一時割り込む場面もみられるものの、依然として8.8-9.2円のレンジ内の動きと考えられます。ただ、ランドの対米ドル相場の動向次第では、ランド/円は今後、レンジ下限が8.8円から200日移動平均線(4月26日時点で8.6円近辺)へと切り下がる可能性もあります。

南アフリカランド/円(日足、2017/12/1-)

出所:M2JFXチャート

<八代>


※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

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