市場調査部レポート

2014/10/30 15:22【マンスリー・アウトルック(2014/11)】QE(量的緩和)終了後の為替相場をどう考えるべきか

― 2014年11月の見通し ―

《ファンダメンタルズ》
10月のFOMCでQE(量的緩和)が終了、労働市場の評価も上方修正されました。ただ、世界景気の減速懸念が強まるなか、今後の米経済指標次第で金融政策見通しが変化しやすい展開が予想されます。
足もとの米景気は堅調を維持しており、11月末から本格化するクリスマス商戦が好調ならば、利上げ観測の前倒しにより、ドルが対円で上値を追う展開も想定されます。世界景気の減速そのものが軽微にとどまるようなら、新興国・資源国通貨の対ドルでの堅調も予想され、クロス円も上昇するかもしれません。
一方で、米景気が減速感を強めるようであれば、利上げ観測が一段と後退して、ドルに下押し圧力が加わりそうです。リスクオフが一段と強まるならば、ドルは円以外の通貨に対して堅調推移する可能性があり、クロス円はドル円以上に下落するかもしれません。

トピック:後退する利上げ観測、浮上する利下げ観測
 
<主要国の動向>
・【米国】 消費者信頼感の高まりで、クリスマス商戦は盛り上がるか
・【日本】 安倍政権は消費税再増税に踏み切るか
・【ユーロ圏】 ECBは社債や国債の購入に近づくか
・【英国】 英国中銀もユーロ圏の減速を懸念 利上げ観測は後ズレ

<資源国・新興国の動向>
・【オーストラリア】 影響力の大きい中国の経済指標に要注目
・【ニュージーランド】 RBNZ利上げバイアスを弱め、NZドルにとって重石か
・【カナダ】 中央銀行の声明から「中立」の文言が消えた理由とは?
・【南アフリカ】 インフレ率鈍化で政策金利は「据え置き」? 新総裁の手腕は?
・【トルコ】 原油安によって利下げ余地が生じるか

《テクニカル》
・【ドル円】 下値は週足先行スパン上限近辺、上値は21日線かい離率で+3%を想定
・【ユーロ円】 下値は21日線かい離率で-3%、上値は週足ボリンジャーバンドの+1σを想定
・【豪ドル円】 下値は21日線かい離率で-4%、上値は同+4%を想定
・【NZドル円】 下値は週足先行スパン下限、上値は26週線水準を想定
・【ポンド円】 下値は21日線かい離率で-3.5%、上値は週足ボリンジャーバンドの+3σを想定
   ・・・ほか当社取扱全12通貨ペアのテクニカルポイントを解説

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

  • 2018.08.10 更新トランプの戦争2各通貨ペアの投資戦略については「Weekly投資戦略ガイド」をご参照ください。原則、毎月曜更新(次回は8月13日)です。◆ファンダメンタルズ◆<<相場環境>> …
  • 2018.08.03 更新米中貿易摩擦と日米通商協議各通貨ペアの投資戦略については「Weekly投資戦略ガイド」をご参照ください。原則、毎月曜更新(次回は8月6日)です。◆ファンダメンタルズ◆<<相場環境>>  …
  • 2018.07.27 更新【マンスリー・アウトルック(2018/8)】「通商交渉」の夏― 2018年8月の為替相場展望 ― 《相場環境》8月は通商交渉の行方が相場材料になりそう。米中通商交渉(対中追加制裁関税)、NAFTA再交渉(米国とメキシコに…
  • 2018.07.20 更新自動車関税と主要国の金融政策各通貨ペアの投資戦略については「Weekly投資戦略ガイド」をご参照ください。原則、毎月曜更新(次回は7月23日)です。◆ファンダメンタルズ◆<<相場環境>> …
  • 2018.07.13 更新貿易摩擦は米欧(EU)間、日米間に拡大も!?各通貨ペアの投資戦略については「Weekly投資戦略ガイド」をご参照ください。原則、毎月曜更新(16日が祝日のため次回は7月17日火曜日)です。◆ファンダメンタ…

「市場調査部レポート」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ