市場調査部レポート

2014/10/16 16:46【アウトルック】世界景気減速で米景気は大丈夫か!?

世界景気の減速懸念が一段と強まっています。「世界景気がどれだけ減速するか」がもちろん重要ですが、同様に、米国景気にどの程度の悪影響が及ぶかという点も重要な鍵を握っていそうです。なぜなら、米国と、日本やユーロ圏(+その他の国)との景況格差および金融政策の方向性の差が、今夏以降のドル高の原動力だったからです。

あくまで、一部の利上げ前倒し観測が後退しただけで、「来年半ば頃の利上げ開始」とのシナリオが大きくは変わらないのであれば、一定期間の調整を経て再びドルが上値を探る動きも出てきそうです。その場合のドル円の下値メドは、7月FOMCの議事録が発表されて利上げ観測が強まった8月20日直前の水準である103円程度でしょうか。
他方、今月のQE(資産購入)終了決定は既定路線としても、その先が完全に白紙になるのであれば、あるいはさらに進んで米国の長期金利急低下が示唆するようなQE再開の観測が浮上するようであれば、ドル相場の方向性から見直す必要が出てくるかもしれません。

幸いにして、米国経済は輸出依存度が低く、・・

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