市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/06/01 14:35トルコリラは4日のCPIに注目!!

【ポイント】
・豪ドルやNZドルは、原油価格や各国通商政策に注意
・4日の5月CPIの結果次第では、トルコリラに下押し圧力が加わる可能性も

[レビュー]

6月1日東京時間の外国為替市場では、米ドルが強含み。一時、米ドル/円は109.20円へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.1670米ドル、豪ドル/米ドルは0.7540米ドル、NZドル/米ドルは0.6982米ドルへと下落しました。米国の長期金利(10年債利回り)が上昇し、米ドルの支援材料となりました。

日銀は「残存期間5年超10年以下」の国債買い入れオペを前回から200億円減額(4500億円→4300億円)したものの、為替市場の反応は限定的でした。


[これからの展開]

足もとの豪ドルやNZドルは、原油価格やリスク意識の変化(リスクオン/オフ)に反応しやすい地合いです。

OPEC(石油輸出国機構)加盟国と非加盟主要産油国の協調減産の規模が縮小されるとの観測に、原油価格はこのところ軟調に推移しています。

また、イタリアの政治をめぐる懸念は後退したものの、米国が5月31日に鉄鋼とアルミニウムの輸入関税をEU(欧州連合)やカナダ、メキシコにも適用すると発表。EUやカナダ、メキシコは報復関税の計画を表明し、世界的な貿易戦争をめぐる懸念が再燃する可能性があります。

原油価格の下落やリスクオフ(回避)の高まりは、豪ドルやNZドルにとってマイナス材料と考えられます。豪ドルやNZドルは、原油価格の動向や各国の通商政策に注意が必要です。

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トルコの5月CPI(消費者物価指数)が6月4日に発表されます(日本時間16時)。トルコリラは、その結果に反応する可能性があります。

4月のCPIは前年比+10.85%と、3月の+10.26%から上昇率が加速。TCMB(トルコ中央銀行)のインフレ目標である+5%から一段とかけ離れました。

TCMBは5月23日に3%の緊急利上げを実施したものの、市場は3%の利上げではインフレを抑えるには不十分であり、追加利上げが必要と見ています。

6月4日発表の5月CPIは、原油高やトルコリラ安の影響によって、4月の+10.85%からさらに加速するとみられます。市場は前年比+12.08%と予想しています。市場予想を上回れば、市場はTCMBへの利上げ圧力を一段と強める可能性があります。TCMBに利上げを催促するような動き(トルコリラ売り)になるかもしれません。

*トルコリラ/円のテクニカル分析は、6月1日の市場調査部レポート『警戒すべき米保護主義の高まり』をご覧ください。


(出所:トムソン・ロイターより作成)

(シニアアナリスト 八代和也)

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