市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/05/29 14:10欧州政治不安で米ドル/円やクロス円が下落。カナダ中銀が30日に政策金利を発表。7月利上げ観測は強まるか!?

[レビュー]

29日東京時間の外国為替市場では、円が強含み。一時、米ドル/円は108.90円、ユーロ/円は126.50円、豪ドル/円は81.87円、NZドル/円は75.38円へと下落しました。軟調な日経平均や、イタリアとスペインの政治不安を背景に、リスク回避の動きが強まり、円の支援材料となりました。*イタリアとスペインの政治不安については、29日のスポットコメント『ドイツ長期金利の大幅低下は、欧州政治情勢が背景!?』をご覧ください。


[これからの展開]

TCMB(トルコ中央銀行)は昨日(28日)、金融政策の枠組みを変更し、政策金利の簡素化を完了すると発表。それを受けて、トルコリラが反発しました。*詳しくは、29日のスポットコメント『TCMBが金融政策の枠組みを変更。金融政策の引き締めスタンス維持を改めて表明』をご覧ください。

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BOC(カナダ銀行、中央銀行)が明日(30日)、政策金利を発表します(日本時間23時)。カナダドルはその結果に反応する可能性があります。

BOCは今年1月に0.25%の利上げを実施した後、3月と4月の2会合連続で政策金利を1.25%に据え置きました。4月会合時の声明では、追加利上げを示唆する一方、「将来の金利調整に関して引き続き慎重であり続ける」と表明。これまでの利上げへの経済の反応とともに、今後入手される経済指標を注視する姿勢を示しました。

政策金利は今回、現行の1.25%に据え置かれそうです。4月の総合CPI上昇率が3月から若干鈍化し、3つのコアインフレ率はいずれもBOCのインフレ目標の中央値である+2%近辺でした。また、NAFTA(北米自由貿易協定)再交渉も依然として合意に至っていません。BOCは利上げを急ぐ必要性は低いと考えられます。

市場では、次の利上げは金融政策報告が発表される7月との見方があります。そのため、明日の会合で利上げが決定されればサプライズとなり、カナダドルは上昇するとみられます。政策金利が据え置かれた場合は、声明に注目です。声明で利上げに前向きな姿勢が示されれば、7月利上げ観測が強まり、カナダドルは上昇する可能性があります。

28日『Weekly投資戦略ガイド』を更新しました。お取引のご参考にお使いください。

(シニアアナリスト 八代和也)

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※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

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