市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/05/18 14:23豪ドル/米ドルはレンジ内で上下動。その状況に変化はみられるか!?

[レビュー]

18日東京時間の外国為替市場では、円が弱含み。一時、米ドル/円は110.96円、豪ドル/円は83.33円、NZドル/円は76.44円へと上昇しました。「米中通商協議で、中国が対米貿易黒字の削減に向けて米国産品の輸入拡大を提案した」との報道を受けて、米ドル/円が上昇。クロス円は、米ドル/円にけん引されました。


[これからの展開]

豪ドル/米ドルは過去3週間あまりにわたり、0.74~0.76米ドルのレンジで上下動を繰り返し、短期的な方向感を失っています。

豪ドル/米ドルは、米国の長期金利(10年債利回り)の上昇やRBAの金融政策に関する観測(=政策金利を当面据え置く)が重しとなる一方、原油高が下支えしています。原油価格の代表的な指標であるWTI先物や北海ブレント先物は、約3年半ぶりの高値圏にあります。イランからの原油の供給が減少するとの観測が原油価格を押し上げているようです。資源国通貨である豪ドルにとって、原油価格の上昇はプラス材料と判断できます。

来週(5月21日の週)は豪州の主要な経済指標の発表がありません。そのため、RBAは政策金利を当面据え置くとの観測が変化する可能性は低いと考えにくく、豪ドル/米ドルは、米長期金利や原油など資源価格の影響を引き続き受けやすいとみられます。それらの要因によって足もとのレンジである0.74~0.76米ドルの上下いずれかを抜けた場合、その方向に勢いが加速する可能性もあります。

豪ドル/米ドル(日足、2018/1/2~)

(出所:M2JFXチャート)

(シニアアナリスト 八代和也)

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