市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/05/11 15:34来週の豪ドルの注目材料は!?

[レビュー]

11日東京時間の外国為替市場は、比較的落ち着いた展開。米ドル/円やクロス円は、おおむね昨日(10日)のNY終値近辺で推移しました。主要な経済指標発表がなく、新たな手掛かり材料に乏しいなか、為替市場は様子見ムードが漂いました。


[これからの展開]

豪ドル/米ドルは9日、一時0.7412米ドルへと下落し、約11カ月ぶりの安値を記録しました。米国の長期金利(10年債利回り)の上昇を背景に、米ドルが全般的に強含んだことが主な要因と考えられます。

昨日(10日)は米国の4月コアCPI(消費者物価指数)上昇率が前年比+2.1%と、市場予想の+2.2%を若干下回ったことを受けて、米ドルが下落。豪ドル/米ドルは0.75米ドル台へと反発しました。

足もとの為替市場は、主に米国の材料(長期金利や経済指標)に反応しやすい地合いとなっており、その状況は来週(5月14日の週)も続きそうです。また、豪州の1-3月期賃金統計(16日発表)や原油価格の動向も材料になる可能性があります。前者はRBA(豪準備銀行)が低インフレは賃金の伸びの低さが一因との見方を示しているため、後者は原油高が進んでいるためです。WTI原油先物は約3年5カ月ぶりの高値圏にあります。賃金統計で賃金上昇率が加速する、あるいは原油など資源価格が上昇を続ければ、資源国通貨である豪ドルの支援材料になるとみられます。

(シニアアナリスト 八代和也)

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