市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/04/30 13:22明日1日昼、RBAが政策金利を発表。金融政策の先行きに関して新たな材料が提供されるか!?

[レビュー]

4月30日東京時間の外国為替市場は、小動き。米ドル/円やクロス円は、おおむね先週金曜日(27日)のNY終値近辺で推移しました。日本が祝日で市場参加者が通常よりも少ないなか、様子見ムードが漂いました。中国の4月製造業PMIが51.4と、市場予想の51.3を若干上回ったものの、為替市場に大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

日本時間5月1日13時30分、RBA(豪準備銀行)が政策金利を発表します。

RBAは政策金利を当面据え置くことを示唆しており、政策金利は現行の1.50%に据え置かれるとみられます。市場は今回の据え置きをほぼ確実視。関心は声明へと移っています。

声明では、インフレや豪ドル、金融政策に関する文言が焦点になりそうです。それらを含めて、声明の内容が前回4月の会合時やその時の議事録から大きく変化すれば、豪ドルが反応する可能性があるものの、今回は大きな変化はなさそうです。

前回の声明や議事録の主な内容は、以下の通りでした。
【声明】
<インフレ>
・「依然として低く、CPI(消費者物価指数)と基調インフレ率はいずれも2%をやや下回っている」
・「賃金の低い伸びや小売業の激しい競争を反映し、インフレは当面、低水準にとどまる可能性が高い」
・「インフレ率は景気の加速に伴って徐々に上昇する」
・「CPI上昇率は2018年に2%を若干上回るというのが、中心的な予想」
<豪ドル>
・「貿易加重ベースで、過去2年間のレンジ内にとどまっている」
・「豪ドルが上昇すれば、経済活動の好転とインフレ率の上昇が、現在の想定よりも鈍くなる可能性がある」
<金融政策>
・「低水準の金利が、豪経済を引き続き支援している」
・「失業率の一段の低下やインフレ率の目標水準への回帰が予想されているものの、そのペースは緩やかになる可能性が高い」
・「入手可能な情報を考慮すると、理事会は今回の会合で政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致していると判断した」

【議事録】
・「現在の状況を踏まえると、政策メンバーは、次の動きは利下げよりも利上げの可能性が高いとの見解で一致した」
・「短期的に金融政策を調整する強い理由はない」

(シニアアナリスト 八代和也)

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