市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/04/27 14:55豪ドル/米ドルが4カ月半ぶり安値、テクニカル的に下押し圧力が加わりやすい地合いか

[レビュー]

27日東京時間の外国為替市場は、小動き。米ドル/円やクロス円は、おおむね昨日(26日)のNY終値近辺で推移しました。午前中に南北首脳会談がスタート。また、正午ごろには日銀金融政策決定会合の結果が判明。日銀は展望レポートで2018年度のコアCPI上昇率見通しを1月時点から下方修正し、2%の物価上昇目標の達成時期に関する記述を削除(1月時点では2019年度ごろ)したものの、為替市場に大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

豪ドル/米ドルは4月19日以降、下落基調を強めています。本日(27日)、4カ月半ぶりの安値を記録しました。

豪ドル/米ドルの最近の下落は、米長期金利の上昇を背景に、米ドルが全般的に強含んだことが主な要因と考えられます。米長期金利は今週、一時2014年1月以来の高水準を記録しました。

来週は、火曜日(5月1日)にRBA(豪準備銀行)の政策金利が発表され、金曜日(4日)にRBAの四半期金融政策報告が公表されます。ただ、政策金利発表時の声明や金融政策報告では、政策金利を当面据え置くとの姿勢が改めて示されると考えられるため、材料にはなり難いとみられます。豪ドル/米ドルは引き続き、米ドルの動向の影響を受けやすい地合いになりそうです。

日足チャートをみると、豪ドル/米ドルは今月(4月)初めからの上昇局面(下のチャート、緑丸の箇所)で200日移動平均線を超えられずに反落しました。さらには今年3月29日の0.7644米ドルも下回っており、豪ドル/米ドルはテクニカル的に下押し圧力が加わりやすい地合いとみられます。目先は0.7500米ドル(昨年12月8日安値)に向けて一段と下落する可能性があります。

豪ドル/米ドル(日足、2017/10/31~)

(出所:M2JFXチャート)

(シニアアナリスト 八代和也)

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