市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/04/24 13:47トルコ中銀が明日25日に政策金利を発表。利上げするか!?

[レビュー]

24日東京時間の外国為替市場では、NZドルが軟調に推移。一時、NZドル/米ドルは0.7115米ドル、NZドル/円は77.36円へと下落しました。NZドル/米ドルの下落は、米ドルの全般的な強含みのほか、テクニカル的に重要とみられるライン(200日移動平均線や3月21日安値)を割り込んだことが大きいと考えられます。

豪ドルは、方向感に欠ける展開。豪ドル/米ドルや豪ドル/円は、昨日(23日)のNY終値を挟んでの“もみ合い”となりました。豪州の1-3月期CPI(消費者物価指数)は前年比+1.9%と、市場予想の+2.0%を若干下回りました。一方で、基調インフレ率は前年比+1.95%と、市場予想の+1.85%をわずかに上回りました。インフレ統計は強弱が混在し、豪ドルに大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

トルコのエルドアン大統領は先週水曜日(18日)、大統領選と議会選を今年6月24日に実施すると表明。両選挙を当初予定されていた来年11月3日から1年以上前倒ししました。その発表を受けて、トルコリラは18日に対米ドルや対円で上昇しました。大統領選が終われば、“人気取りのための無理な景気刺激策を続ける必要性が低下し、TCMB(トルコ中央銀行)への利下げ圧力も緩和する”との観測が背景です。

ただ、トルコリラの反発は一時的でした。翌19日には下落に転じ、対米ドルでは18日の選挙前倒し発表前の水準にほぼ戻りました。

TCMBが明日25日に政策金利を発表します(日本時間20時)。その結果がトルコリラの動向に影響を与える可能性があります。

市場では、4つの政策金利のうち、後期流動性貸出金利を引き上げるとの見方が有力です(1週間物レポ金利、翌日物貸出金利、翌日物借入金利は据え置き)。トルコのインフレ率は10%を超えており、TCMBのインフレ目標の+5%を大きく上回っていることや、3月7日の前回会合以降にトルコリラ安が加速したためです。

ただ、後期流動性貸出金利の引き上げ(利上げ)幅については、“0.50%”がやや多いものの、“0.25%”や“0.75%”との見方もあります。また、“据え置く(利上げ見送り)”との予想もあります。見方が分かれているため、どのような結果になってもトルコリラは反応しそうです。

利上げが見送られた場合、失望感からトルコリラ売りが加速する可能性があります。利上げが決定されれば、トルコリラにとってプラス材料と考えられます。ただし、利上げしたとしても、0.25%など小幅にとどまれば、トルコリラは下落する可能性もあります。

(シニアアナリスト 八代和也)

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