市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/04/20 14:00南アフリカランド/円はレンジ内の動き。今後はレンジ上限に向かう可能性も!?

[レビュー]

20日東京時間の外国為替市場では、米ドルが強含み。一時、107.71円へと上昇し、豪ドル/米ドルは0.7705米ドル、NZドル/米ドルは0.7239米ドルへと下落しました。実需の米ドル買い・円売りに支えられて米ドル/円が上昇。対円での米ドル買いが対豪ドルなどにも波及しました。麻生財務相が自らの進退について「考えていない」と述べたことに対し、為替市場に大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

南アフリカランド/円は約4か月にわたり、おおむね8.8~9.2円のレンジ内で推移してきました。

こうした状況のなか、今週に入り、南アフリカランドにとってプラス材料が新たに提供されました。南アフリカのCPI(消費者物価指数)や小売売上高、ラマポーザ大統領の発言です。

18日に発表された3月CPIは前年比+3.8%と、2月の+4.0%から鈍化し、2011年2月以来、約7年ぶりの低い伸びを記録しました。南アフリカ経済は低迷しており、インフレの鈍化は経済にとって好ましいと考えられます。また、経済情勢が今後悪化した場合、SARB(南アフリカ中銀)が利下げに動きやすくなるとの見方もできます。2月の小売売上高(18日発表)は前年比+4.9%と、市場予想の+2.8%を上回りました。

ラマポーザ大統領は18日、ランドは昨年11月以降の上昇によって中立水準に戻ったのかとの質問に対し、「中立水準に近いが、まだそこ(中立水準)まで達していない」と語り、ランドは中立水準に比べて依然として低いとの見方を示しました。

ランド/円は4月11日に一時8.79円へと下落したものの、その後反発し、8.8~9.2円のレンジの中間値である9.0円近辺へと上昇してきました。ランドの新たなプラス材料が提供されたことで、ランド/円は今後、レンジ上限である9.2円を試す動きになる可能性があります。

南アフリカランド/円(日足、2017/12/1~)

(出所:M2JFXチャート)

(シニアアナリスト 八代和也)

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