市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/04/18 13:27NZドルは19日朝のCPIに反応する可能性あり

[レビュー]

18日東京時間の外国為替市場では、円が軟調に推移。一時、米ドル/円は107.31円、豪ドル/円は83.35円、NZドル/円は78.71円へと上昇しました。「ポンペオ米CIA(中央情報局)長官(次の国務長官に指名)が数週間前に北朝鮮を極秘訪問し、金正恩委員長と会談した」と伝わり、北朝鮮情勢をめぐる懸念が後退。円に下押し圧力が加わりました。


[これからの展開]

日本時間19日午前7時45分、NZの2017年1-3月期CPI(消費者物価指数)が発表されます。RBNZ(NZ準備銀行)はインフレ目標を採用しているため、CPIの動向は金融政策運営に影響を与えます。

NZのCPIは昨年(2017年)1-3月期に前年比+2.2%と、RBNZのインフレ目標(+1〜3%)の中央値である+2%を5年半ぶりに超えました。ただ、その後は鈍化傾向。4-6月期は+1.7%、7-9月期は+1.9%、10-12月期は+1.6%でした。

RBNZは今年2月の金融政策報告で、1-3月期のCPIを前年比+1.1%と予測。昨年10-12月期から一段と鈍化し、目標下限の+1%に接近するとの見通しを示しました。ただ、RBNZは、CPI上昇率は1-3月期に底打ちするとみているようです。金融政策報告では、今年4-6月期と7-9月期が+1.6%、10-12月期が+1.8%との見通しでした。

今回のCPIの市場予想は前年比+1.1%。CPIが市場予想やRBNZの見通しから、かけ離れる結果になれば、NZドルが反応しそうです。特にRBNZのインフレ目標の下限である+1%を下回った場合、NZドル売り圧力が強まるかもしれません。


(出所:トムソン・ロイターより作成)

(シニアアナリスト 八代和也)

= = = = = = = = = = = = = = = = =
【FXマーケットスクウェア】
FXマーケットスクウェアは、毎日18時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。
※音声にご注意ください。
= = = = = = = = = = = = = = = = =

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

  • 2018.12.10 14:32 更新豪ドル下落の背景は!?【ポイント】・リスク回避(主要国株安、米中の対立激化への懸念)が豪ドルの重石・軟調な豪GDPも豪ドルへの下落圧力・市場では、RBA(豪中銀)の利上げが遅れるとの…
  • 2018.12.07 15:10 更新カナダ中銀の利上げ観測が一段と後退【ポイント】・カナダドルが6日、対米ドルで昨年6月以来、対円で今年6月以来の安値を記録・BOC(カナダ中銀)の利上げ観測の後退、軟調な原油価格がカナダドルへの下…
  • 2018.12.06 14:15 更新円が全面高。カナダ中銀の利上げ観測は後退【ポイント】・米国と中国の関係悪化への懸念からリスク回避の動き・BOC(カナダ中銀)は利上げ継続を表明・一方で、利上げペースの鈍化を示唆。カナダドルにとってマイ…
  • 2018.12.05 13:18 更新BOC(カナダ中銀)の声明にカナダドルが反応!?【ポイント】・本日5日、BOCは政策金利を据え置くとみられる・市場では、BOCの次回利上げ時期が後ズレし、来年の利上げ回数が減少するとの見方もあり・BOCの声明…
  • 2018.12.04 14:18 更新豪RBAの金融政策スタンスに変化なし!?【ポイント】・RBA(豪中銀)は政策金利を据え置き・失業率低下やインフレ率上昇のペースは“緩やかになる”可能性が高いとの見方を維持・政策金利を当面据え置くことを…

「市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ