市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/04/09 13:45NZドル/米ドルは米中通商政策に関する報道に反応しつつも、レンジ内の動き

[レビュー]

9日東京時間の外国為替市場では、特に材料がないなかで豪ドルやNZドルが強含み。一時、豪ドル/円は82.33円、豪ドル/米ドルは0.7691米ドル、NZドル/円は78.03円、NZドル/米ドルは0.7292米ドルへと上昇しました。

中国社会科学院(中国政府のシンクタンク)の研究員が8日、「中国が米国との貿易摩擦で米国債を大量に売却する可能性は小さい」との見解を示したものの、為替市場に大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

為替市場は現在、各国の経済指標以上に通商政策(特に米国と中国)をめぐる報道に反応しやすい地合いです。米中の貿易摩擦への懸念が高まれば、NZドルにとってマイナス材料となる一方、貿易摩擦への懸念が後退すれば、NZドルにとってプラス材料と考えられます。

ただ、NZドル/米ドルの日足チャートをみると、約3か月にわたり、おおむね0.72~0.74米ドルのレンジで上下を繰り返してきました。足もとは米中の通商政策に関する報道などに反応しているものの、0.72~0.74米ドルのレンジ内に収まっています。レンジ下限である0.72米ドル近辺には200日移動平均線(4月6時点で0.7181米ドル)が位置しており、テクニカル面から下支えされやすいと考えられます。一方、レンジ上限である0.74米ドルに近づく場面では、利益確定売り圧力が強まりそうです。

NZドル/米ドル(日足、2017/11/1~)

(出所:M2JFXチャート)

(シニアアナリスト 八代和也)

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