市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/03/28 13:55豪ドルは米中の通商政策をめぐる報道に反応しやすい地合い、一段安の可能性も!?

[レビュー]

28日東京時間の外国為替市場では、円が反落。一時、米ドル/円は105.63円、ユーロ/円は131.13円、豪ドル/円は81.28円、NZドル/円は76.77円へと上昇しました。


[これからの展開]

先週、豪ドル/円が約1年4か月ぶり、豪ドル/米ドルが約3か月ぶりの安値を記録しました。

足もとの為替市場は、米国や中国などの通商政策に関心が向いており、米中の貿易戦争への懸念からリスク回避の動きになりやすい地合いです。リスク回避の高まりは、豪ドルにとってマイナス材料である一方、円のプラス材料と考えられます。そのため、豪ドル/円は下げが大きくなっています。

豪州は、3月23日に発動された米国の鉄鋼とアルミニウムの輸入関税の適用対象外。ただ、市場では、そのことは豪ドルのプラス材料とみなされませんでした。その理由として、豪州の米国への鉄鋼・アルミニウム輸出は多くない(昨年は4億豪ドル強)こと、そして中国が適用対象であることが挙げられます。中国は豪州最大の輸出先(輸出全体の約3割が中国向け)。そのため、豪経済に与える影響は、豪州の適用対象外以上に、中国の適用対象の方が大きいと考えられます。

市場は、米国や中国の通商政策をめぐる報道や観測に反応しやすい状況です。米中の貿易戦争への懸念が高まれば、豪ドルには一段と下押し圧力が加わりそうです。その場合のメドとして、豪ドル/米ドルは0.7500米ドル(2017年12月安値)、豪ドル/円は76.76円(2016年11月安値)に向かう可能性があります。

(シニアアナリスト 八代和也)

= = = = = = = = = = = = = = = = =
【FXマーケットスクウェア】
FXマーケットスクウェアは、毎日18時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。
※音声にご注意ください。
= = = = = = = = = = = = = = = = =

※当レポートは、情報提供を目的としたものであり、特定の商品の推奨あるいは特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。

※当レポートに記載する相場見通しや売買戦略は、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析などを用いた執筆者個人の判断に基づくものであり、予告なく変更になる場合があります。また、相場の行方を保証するものではありません。お取引はご自身で判断いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ