市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/03/27 14:14南アフリカは23日に格下げを回避。28日発表のSARB政策金利がランド相場に影響も!?

[レビュー]

27日東京時間の外国為替市場では、円が弱含み。一時、米ドル/円は105.71円、ユーロ/円は131.54円、豪ドル/円は81.84円、NZドル/円は77.01円へと上昇しました。昨日(26日)、「米国と中国が関税や貿易不均衡をめぐる交渉を開始した」と伝わったことで、米国と中国の貿易戦争への懸念が後退。リスク回避の動きが緩和し、円の重しとなりました。


[これからの展開]

格付け会社のムーディーズは23日、南アフリカの長期債務(自国通貨建て)の格付けを投資適格級最低の「Baa3」に据え置くとともに、格付け見通しを「ネガティブ」から「安定的」に引き上げました。

南アフリカ国債は、機関投資家がベンチマーク(指標)とする世界国債インデックスに採用。世界国債インデックスには、S&Pとムーディーズの両社が格付けを投機的(ジャンク)にすれば、インデックスから除外されるという規定があります。S&Pにおける南アフリカの格付けは現在「BBプラス(ジャンク)」。そのため、市場ではムーディーズが今回、格下げした場合、南アフリカから資金が流出するとの懸念がありました。

そうした懸念のあるなか、ムーディーズが南アフリカの格付けを据え置き、さらに格付け見通しを「安定的」へと引き上げました。そのことは、南アフリカランドにとってプラス材料と考えられます。

28日にSARB(南アフリカ準備銀行)が政策金利を発表します。市場の関心は、SARBの政策金利発表にも向く可能性があります。市場では、南アフリカの景気支援のため、そして4月の付加価値税の引き上げ(14%から15%へ)の影響を相殺するため、SARBは今回、0.25%の利下げに踏み切るとの見方が有力です。利下げ観測があるなかで政策金利が据え置かれれば、南アフリカランドにとってさらなる支援材料となりそうです。

(シニアアナリスト 八代和也)

= = = = = = = = = = = = = = = = =
【FXマーケットスクウェア】
FXマーケットスクウェアは、毎日18時ごろアップの予定です。

※動画のアップ時間は前後する可能性があります。
※音声にご注意ください。
= = = = = = = = = = = = = = = = =

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ