市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/03/19 13:1020日にRBA議事録公表。トルコリラ/円が19日に過去最安値を更新

[レビュー]

19日東京時間の外国為替市場では、円が強含み。一時、米ドル/円は105.75円、ユーロ/円は129.74円、豪ドル/円は81.45円、NZドル/円は76.28円へと下落しました。日米政権の先行き不透明感を背景にリスク回避の動きが強まり、円の支援材料となりました。


[これからの展開]

日本時間20日午前9時30分、RBA(豪準備銀行)議事録が公表されます。今回の議事録は、政策金利の据え置きを決めた3月6日の政策会合のものです。

6日の会合時の声明は、前回2月6日からほとんど変化がなく、RBAの“政策金利を当面据え置く”方針に変わりがないことが改めて示されました。明日(20日)公表される議事録は3月6日の声明に沿った内容になるとみられるものの、仮に金融政策の先行きに関して、声明以上の材料が提供された場合、豪ドルが反応する可能性があります。

3月6日の声明の主な内容は、以下のとおりです。
<インフレ>
・「依然として低く、CPI(消費者物価指数)と基調インフレ率はいずれも2%をやや下回っている」
・「賃金の低い伸びや小売業の激しい競争を反映し、インフレは当面、低水準にとどまる」
・「インフレ率は景気の加速に伴って徐々に上昇する」
・「CPI上昇率は2018年に2%を若干上回るというのが、中心的な予想」
<豪ドル>
・「貿易加重ベースで、過去2年間のレンジ内にとどまっている」
・「豪ドルが上昇すれば、経済活動の好転とインフレ率の上昇が、現在の想定よりも鈍くなる可能性がある」
<金融政策>
・「低水準の金利が、豪経済を引き続き支援している」
・「失業率の一段の低下やインフレ率の目標水準への回帰が予想されているものの、そのペースは緩やかになる可能性が高い」
・「入手可能な情報を考慮すると、理事会は今回の会合で政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致していると判断した」

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トルコリラ/円は本日(19日)、過去最安値を更新しました。トルコの経常赤字を主な材料にトルコリラ売り圧力が強まるなか、日米政権の先行き不透明感を背景にしたリスク回避の動き(円買い材料)も加わり、トルコリラ/円は先週以降、下落基調を強めています。トルコの1月の経常収支(3月12日発表)は、約71億米ドルの赤字。赤字額は市場予想の69億米ドルを上回り、前年同月の約27億米ドルから急増しました。

トルコリラは、対円だけでなく対ユーロでも16日に過去最安値を更新し、対米ドルも3か月半ぶりの安値圏にあります。トルコリラが下落を続けるなか、市場の関心は今後、TCMB(トルコ中央銀行)がトルコリラ安にどのように対応するか?にも向く可能性があります。

(シニアアナリスト 八代和也)

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