市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/03/16 15:20次は大統領補佐官を解任!? 米ドル/円やクロス円は上値が重い展開か

[レビュー]

16日東京時間の外国為替市場では、円が強含み。一時、米ドル/円は105.83円、ユーロ/円は130.30円、豪ドル/円は82.34円、NZドル/円は76.66円へと下落しました。「トランプ米大統領がマクマスター大統領補佐官(国家安全保障問題担当)を解任する方針を決定した」との報道を受けて、リスク回避の動きが強まり、円に上昇圧力が加わりました。


[これからの展開]

コーンNEC(米国家経済会議)委員長が6日に辞任を発表し、13日にはティラーソン国務長官が解任されました。政権幹部の辞任や解任が相次ぐなか、マクマスター大統領補佐官も解任される可能性があるようです(16日時点でホワイトハウスは否定)。

市場では、米政権運営の先行き不透明感や政界的な貿易戦争への懸念から、リスク回避の動き(円買い)になりやすい地合いです。そうした状況のなか、マクマスター大統領補佐官の解任報道という、米政権運営の先行き不透明感を一段と強めかねない材料が出てきました。米ドル/円やクロス円は、上値が重い展開になりそうです。

特にトルコリラ/円は注意が必要です。シリア情勢をめぐる懸念やトルコの経常赤字拡大などを背景に、トルコリラに対して下落圧力が加わっているためです。トルコリラは昨日(15日)、対円や対ユーロで過去最安値を更新し、対米ドルでは3か月半ぶりの安値を記録しました。トルコリラに下落圧力が加わるなかで、円買い圧力も強まれば、トルコリラ/円は下げ足を速める可能性があります。

(シニアアナリスト 八代和也)

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