市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/03/15 13:36NZ第4四半期GDPが市場予想を下回り、NZドルはやや軟調

[レビュー]

15日東京時間の外国為替市場では円が上昇し、米ドル/円は一時105.79円、ユーロ/円は一時130.99円、豪ドル/円とNZドル/円はそれぞれ一時83.30円、77.46円まで下落しました。米保護主義に対する懸念や欧米株安の流れを受けて、比較的安全な通貨とされる円が底堅く推移しました。

[これからの展開]

本日発表されたNZの2017年第4四半期GDPは前期比+0.6%と、市場予想の同+0.7%を下回りました(前年比は+2.9%、市場予想は+3.1%)。NZ統計局は、温暖で乾燥した天候が農業生産にネガティブな影響を与えたことや、牛乳生産の減少が乳製品輸出を押し下げ、GDPを下押ししたとしました。

第4四半期のGDPは、RBNZ(NZ準備銀行)が前回会合で示した予想(同+0.7%)を下回りました。RBNZは前回会合でインフレ見通しを下方修正しましが、経済成長もRBNZの予想を下回ったことで、RBNZが金融政策を当面据え置くとの見方が強まりそうです。

一方で、家計支出や設備投資は増加しました。そのことは、NZ経済にとってプラスとなりそうです。ただ、住宅市場の鎮静化のためのNZ政府の政策(外国人の購入制限など)が、経済成長を圧迫するとの見方があります。

足元のNZドルは、対円でも対米ドルでも反発傾向にあります。ただ、今回発表されたGDPはNZドルの押し上げ要因とはなりませんでした。NZ独自の材料でNZドルが上値を試すのは難しい地合いかもしれません。そのため、NZドルはしばらくの間、明確な方向感に欠ける展開となる可能性があります。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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