市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/03/13 13:27NZドル/米ドルはレンジ内の動き。米NZの経済イベントがレンジブレイクのきっかけになるか

[レビュー]

13日東京時間の外国為替市場では、日経平均が反発するなか、円が弱含み。一時、米ドル/円は106.64円、ユーロ/円は131.49円、豪ドル/円は83.95円、NZドル/円は78.01円へと上昇しました。日経平均は寄り付き直後に、下げ幅を前日終値比123円程度へと拡大したものの、その後反発。一時、前日終値比プラス圏に入る場面がありました。

豪州の2月NAB企業景況感が+21と、1月の+18から上昇したものの、豪ドルに大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]


NZドル/米ドルは昨日(12日)、一時0.7319米ドルへと上昇し、2週間ぶりの高値を記録しました。

NZドル/米ドルが反発した主な要因に、リスク回避の動きが緩和(米国の輸入関税、米朝首脳会談)したことや、FRB(米連邦準備制度理事会)の年内4回利上げ観測が若干後退したことが挙げられます。米国の鉄鋼とアルミニウムの輸入関税は当初懸念されていたほど強硬な内容にならず、また米朝首脳は5月までに初の首脳会談を行う予定です。

日足チャートをみると、NZドル/米ドルは約2か月にわたり、おおむね0.72~0.74米ドルのレンジで上下を繰り返してきました。レンジ上限である0.74米ドルに近づく場面では、利益確定売り圧力が強まりそうです。一方で、レンジ下限である0.72米ドル近辺には200日移動平均線が位置しており、下値もしっかりの展開になりそうです。

レンジの上下どちらかをブレイクするには、強い材料が必要かもしれません。今週と来週は米国やNZの経済イベントが多くあります(以下参照)。一連の経済イベントがNZドル/米ドルがレンジの上下どちらかをブレイクするきっかけになる可能性があります。

<米国とNZの主な経済イベント>
【米国】
・13日⇒2月CPI(消費者物価指数)
・14日⇒2月小売売上高、2月生産者物価指数
・15日⇒3月NY連銀製造業景気指数、3月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
・16日⇒2月鉱工業生産、3月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値
・21日⇒FOMC(米連邦公開市場委員会)政策金利、パウエルFRB議長会見
【NZ】
・14日⇒昨年10-12月期経常収支
・15日⇒昨年10-12月期GDP
・22日⇒RBNZ(NZ準備銀行)政策金利

NZドル/米ドル(日足、2017/10/24~)

(出所:M2JFXチャート)

(シニアアナリスト 八代和也)

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