市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/03/06 15:30RBA声明にサプライズなし。豪ドルは7日のGDPが次の材料

[レビュー]

6日東京時間の外国為替市場では、日経平均が堅調に推移するなか、円が弱含み。一時、米ドル/円は106.42円、ユーロ/円は131.49円、豪ドル/円は82.82円、NZドル/円は76.98円へと上昇しました。日経平均の上げ幅は一時、前日終値比500円を超え、21,500円台半ばへと上昇する場面がありました。

RBAの会合があり、豪州の1月小売売上高や昨年10-12月期経常収支が発表されたものの、豪ドルに大きな反応はみられませんでした。小売売上高は前月比+0.1%、経常収支は140.0億豪ドルの赤字と、いずれも市場予想(+0.4%、126.0億豪ドルの赤字)と比べて弱い結果でした。


[これからの展開]

RBA(豪準備銀行)は本日(6日)、政策金利を過去最低の1.50%に据え置くことを決定しました。据え置きは17回連続です。

声明におけるインフレや豪ドル、金融政策に関する文言は2月6日の前回会合時と同じ。労働市場に関して「賃金の伸びは底を打ったようだ」との文言が追加されたのを除けば、声明の内容は前回から大きな変化はありませんでした。RBAの“政策金利を当面据え置く”方針に変わりがないことが改めて示されたと言えそうです。

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声明のインフレ、豪ドル、金融政策に関する文言は以下のとおりです。
<インフレ>
・「依然として低く、CPI(消費者物価指数)と基調インフレ率はいずれも2%をやや下回っている」
・「賃金の低い伸びや小売業の激しい競争を反映し、インフレは当面、低水準にとどまる」
・「インフレ率は景気の加速に伴って徐々に上昇する」
・「CPI上昇率は2018年に2%を若干上回るというのが、中心的な予想」
<豪ドル>
・「貿易加重ベースで、過去2年間のレンジ内にとどまっている」
・「豪ドルが上昇すれば、経済活動の好転とインフレ率の上昇が、現在の想定よりも鈍くなる可能性がある」
<金融政策>
・「低水準の金利が、豪経済を引き続き支援している」
・「失業率の一段の低下やインフレ率の目標水準への回帰が予想されているものの、そのペースは緩やかになる可能性が高い」
・「入手可能な情報を考慮すると、理事会は今回の会合で政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致していると判断した」
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今回のRBAの政策金利発表や声明にサプライズはなく、それらに対する豪ドルの反応は限定的でした。豪ドルに関しては、明日(7日)発表される豪州の昨年10-12月期GDPが次の独自材料になりそうです。

(シニアアナリスト 八代和也)

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