市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/03/02 13:30豪ドル/米ドルは200日移動平均線を再び超えるか

[レビュー]

2日東京時間の外国為替市場では、日経平均が下落するなか、円が強含み。一時、米ドル/円は105.92円、ユーロ/円は130.00円、豪ドル/円は82.13円、NZドル/円が76.93円へと下落しました。日経平均は下げ幅を一時、前日終値比600円超に拡大。米国のトランプ大統領が昨日(1日)、鉄鋼とアルミニウム製品の輸入に関税を課すと発表したことが嫌気されました。


[これからの展開]

豪ドル/米ドルは昨日(1日)、一時0.7713米ドルへと下落。約2か月ぶりの安値を記録しました。2月半ば以降の豪ドル/米ドルの下落は、豪ドルのマイナス材料に反応したというよりも、米ドルが全般的に反発した影響が大きいと考えられます。

来週(3月5日の週)は米国の雇用統計が発表されることもあり、豪ドル/米ドルは引き続き、米ドルの動向に左右されやすい地合いになりそうです。ただ、来週は豪州の経済指標が多く発表されます。1月住宅建設許可件数(5日)、1月小売売上高やRBA政策金利(いずれも6日)、昨年10-12月期GDP(7日)です。それらの結果が材料になる可能性もあります。

豪ドル/米ドルの日足チャートをみると、下値のサポートラインとして機能していた200日移動平均線を一昨日(2月28日)割り込みました。その後、200日移動平均線より下の水準で推移しており、今度は同移動平均線が上値抵抗線として意識されそうです。200日移動平均線(3月1日時点で0.7781米ドルに位置)を再び超えない限り、豪ドル/米ドルは上値が重い展開になる可能性があります。

豪ドル/円は、豪ドル/米ドルと米ドル/円の影響を受けます。米ドル/円も上値が重い状況を考えると、豪ドル/円は引き続き、下値を試す可能性があります。


豪ドル/米ドル(日足、2017/10/13〜)

(出所:M2JFXチャート)
(シニアアナリスト 八代和也)

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