市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/02/28 13:20日銀が国債買い入れ額を減額し、米ドル/円やクロス円が軟調。米長期金利に要注意!?

[レビュー]

28日東京時間の外国為替市場では、円が強含み。一時、米ドル/円は107.08円、ユーロ/円は130.95円、豪ドル/円は83.38円、NZドル/円は77.39円へと下落しました。日銀が国債買い入れオペで、“残存期間25年超”の買い入れを前回から100億円減額(800億円から700億円へ)し、円に上昇圧力が加わりました。


[これからの展開]

FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長が昨日(27日)、就任してから初めて議会で証言。「米景気見通しは、昨年12月に比べて強まっている」と述べ、インフレについても「最近のデータによって、FRBが目標とする2%に向けて上昇していくとの確信を深めている」と語りました。

パウエル議長が米国経済やインフレの先行きに自信を見せたことを受けて、市場ではFRBの利上げペースが加速する(年内に4回利上げ?)との観測が浮上。昨日(27日)NY時間に米ドルや米国の長期金利(10年債利回り)が上昇する一方、米主要株価指数は下落しました。

FRBの利上げペース加速観測は、米ドルにとってプラス材料と考えられます。一方で、市場は今後、米国の長期金利の動向にこれまで以上に注目する可能性もあります。長期金利は足もと2.9%前後で推移し、比較的落ち着いています。ただ、長期金利の上昇基調が強まれば、NYダウなど米主要株価指数への下落圧力が強まるかもしれません。2月初めのように、米国の主要株価指数が乱高下する場合、為替市場ではリスク回避の動きが強まる可能性もあります。リスク回避の動きが強まることは、豪ドルやNZドルにとってマイナス要因と考えられます。

(シニアアナリスト 八代和也)

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