市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/02/27 13:50南アフリカ大統領が内閣改造。政策への期待感がランドのプラス材料になりそう

[レビュー]

27日東京時間の外国為替市場では、NZドルが弱含み。一時、NZドル/米ドルは0.7274米ドル、NZドル/円は77.77円へと下落しました。NZの1月貿易収支が5.66億NZドルの赤字を記録し、NZドルの重しとなりました。

豪ドル/米ドルや豪ドル/円は、小動き。おおむね昨日(26日)のNY終値水準での“もみ合い”となりました。


[これからの展開]

東京時間は、NZの貿易収支を材料にNZドルが弱含みました。ただ、本日(27日)NY時間に、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長の議会証言があります。そのため、貿易収支に対する反応は限定的でした。

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南アフリカのラマポーザ大統領は2月26日、内閣改造を実施。財務相にネネ氏、公共企業相にゴーダン氏を起用しました。

ネネ氏やゴーダン氏は財務相経験者。両氏とも前回の在任中(ネネ氏は2014〜2015年、ゴーダン氏は2015〜17年)に財政健全化に取り組んだものの、いずれも当時のズマ大統領に解任されました。

ラマポーザ大統領は内閣改造で、ズマ前大統領が任命した閣僚も一部残しました(ただし、ポストは格下げ)。そのことによって、与党ANC(アフリカ民族会議)におけるズマ前大統領派にも一定の配慮を示しました。

昨年12月以降の南アフリカランドの上昇は、ラマポーザ氏が大統領になることによって政治が安定し、経済や財政の改革が進むとの期待感が背景にありました。

ラマポーザ氏は今年2月15日に大統領に就任。その後、21日に付加価値税の引き上げ(14%から15%へ)を発表し、内閣改造では財政規律を重視するネネ氏を財務相に起用、ゴーダン氏も入閣させました。財政健全化の方針が内閣改造によって一段と明確にされたと言えそうです。今回の内閣改造は、ランドにとってプラス材料と考えられます。

(シニアアナリスト 八代和也)

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