市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/02/09 15:13豪ドル/米ドルが200日移動平均線に接近

[レビュー]

9日東京時間の外国為替市場では、日経平均が下げ幅を縮小するなか、円が弱含み。一時、米ドル/円は109.06円、ユーロ/円は133.69円、豪ドル/円は84.91円、NZドル/円は78.72円へと上昇しました。

米国の「つなぎ予算」が日本時間14時に期限切れとなったものの、そのことに対して為替市場に大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

豪ドルが下落傾向にあります。本日(9日)、豪ドル/円は2か月半ぶり、豪ドル/米ドルは1か月半ぶりの安値を一時更新しました。

豪ドルが下落基調を強めた背景として、ダウ平均など米国の主要株価指数の急落が挙げられます。米株安を受けて、リスク回避の動きが強まっており、豪ドルに下押し圧力が加わっています。

米主要株価指数の足もとの急落は、米国の長期金利の上昇が主な要因と考えられます。FRB(米連邦準備制度理事会)の利上げペース加速観測や、財政赤字拡大への懸念から、長期金利に上昇圧力が加わっており、4年ぶりの高水準にあります。そして、長期金利の上昇によって企業業績が圧迫されるとの懸念を強めています。

足もとの豪ドルは、経済指標など豪州の独自材料以上に、リスク意識の変化(リスクオン・オフ)に反応しやすい地合いとなっています。米国の長期金利や株式市場の動向に注目する必要がありそうです。

日足チャートをみると、豪ドル/米ドルは、200日移動平均線に近づきました(8日時点で0.7749米ドルに位置)。200日移動平均線はテクニカル的に重要なラインと考えられるため、いったん下げ止まる可能性もあります。一方、200日移動平均線より下の水準で推移し始めれば、テクニカル面から下押し圧力が加わる可能性があります。その場合、0.7500米ドル(昨年12月8日安値)が次の下値メドになりそうです。

豪ドル/米ドル(日足、2017/9/22〜)

(出所:M2JFXチャート)

(シニアアナリスト 八代和也)

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