市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/02/01 15:10南アフリカランドは大統領の退陣をめぐる報道に注目!! 大統領退陣はランドにとってプラス材料!?

[レビュー]

2月1日東京時間の外国為替市場では、日経平均が堅調に推移するなか、円が弱含み。一時、米ドル/円は109.37円、ユーロ/円は135.86円、NZドル/円は80.55円へと上昇しました。

豪ドルも軟調。一時、豪ドル/米ドルは0.8035米ドル、豪ドル/円は87.86円へと下落しました。豪州の昨年12月住宅建設許可件数が前月比20.0%減と、市場の予想(8.0%減)以上に減少し、豪ドルの重しとなりました。


[これからの展開]

南アフリカランドが堅調に推移しています。ランドは1月25日、対米ドルで2年8か月ぶりの高値を更新。対円は、軟調な米ドル/円によって伸び悩んでいるものの、依然として2年半ぶりの高値圏を維持しています。

ランド上昇の背景には、ラマポーザ副大統領への期待があります。ラマポーザ副大統領は昨年12月、与党ANC(アフリカ民族会議)党首に就任。汚職撲滅や経済改革に取り組むことを掲げています。ズマ大統領(任期は2019年の総選挙まで)の早期退陣観測も、ランドの支援材料となっています。ANC幹部はズマ大統領に早期退陣を求める圧力を強めており、1月31日に「ANC幹部がズマ大統領に会って、弾劾や不信任投票を回避する選択肢(早期退陣?)を協議する」との報道がありました。ANC内では、ズマ大統領は一般教書演説が予定されている2月8日までに退陣すべきとの意見もあるようです。

ランドについては、ズマ大統領の退陣をめぐる報道に引き続き注目する必要があります。ズマ大統領の退陣時期が決まる、あるいは実際に退陣すれば、ランドにとってプラス材料と考えられます。

(シニアアナリスト 八代和也)

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