市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/01/30 13:3131日の豪第4四半期CPIが相場材料に

[レビュー]

30日東京時間の外国為替市場は、米ドル/円が小幅に下落しました。ただ、トランプ大統領の一般教書演説(日本時間31日午前11時開始予定)を控え、明確な方向感は出ませんでした。前日の米国市場で米株が大幅安となったことで、日経平均が下落しましたが、為替相場への影響は限定的でした。

[これからの展開]

日本時間31日午前9時30分、豪州の2017年第4四半期CPI(消費者物価指数)が発表されます。市場予想は前年比+2.0%と、第3四半期の同+1.8%からインフレが加速するとみられています。

RBA(豪中銀)は2017年12月5日の金融政策会合で、政策金利の据え置きを決定しました。声明でも、金融政策に関する変更は見られませんでした。一方で、豪ドル高に対する懸念はわずかに弱まり、また、「基調インフレ率は、しばらくの間、低水準にとどまる可能性が高い」との文言が削除されました。

RBAが基調インフレ率を見るうえで重視するCPIトリム平均値(※1)は前年比+1.9%と、第3四半期の同+1.8%から上昇が予想されています。また、CPI加重中央値(※2)は同+1.9%と、第3四半期から横ばいが予想されています。
 


(※1)変動の大きい一定割合の品目を除いた加重平均値
(※2)品目の構成比率を加味した中央値

市場では、RBAが年内に利上げを行うとの見方があります。OIS(翌日物金利スワップ)によれば、市場が予想するRBAの利上げ確率は8月で60.4%です。基調インフレが上向き、市場が予想する利上げ時期が早まる場合など、豪ドルのサポートとなりそうです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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