市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/01/29 13:57加ドル:CPIは鈍化。NAFTA再交渉のゆくえに注目

[レビュー]

29日東京時間の外国為替市場は、方向感に欠ける展開。今週は30日にトランプ大統領の一般教書演説、31日に米FOMC、2月2日に米雇用統計など、注目のイベントを控えており、様子見の展開となりました。

[これからの展開]

26日に発表された12月の加CPIは前年比+1.9%と、11月の同+2.1%からインフレが鈍化しました。エネルギーと食品を除くコアも同+1.2%と、11月の同+1.3%から鈍化しました。
 

BOC(加中銀)は17日、「最近の経済指標は堅調で、インフレ率は目標に近く、経済がほぼフル稼働している」とし、政策金利を0.25%引き上げました。一方で、NAFTA(北米自由貿易協定)再交渉の不透明感などを背景に、声明文に「一定の金融緩和の継続が必要になるだろう」との文言を新たに加えました。インフレ率がBOCの目標(上図、緑枠)に収まっておいることから、BOCの利上げペースは緩やかになる可能性があります。その場合、加ドルは上値の重い展開となるかもしれません。

23日からカナダ・モントリオールで開催されているNAFTA再交渉の第6回会合では、米国の要求を巡り、依然として合意が得られていません。米国・カナダ・メキシコの3か国が目標としていた3月末までに合意できずに、交渉期間が延長される可能性も出てきました。

米下院のライチャート議員は、米国は再交渉の期限を延長する可能性を排除しない構えであることを示唆しました。3か国の代表者は29日、これまでの協議の進展を確認するために協議する予定です。当局者らによると、この協議で交渉を継続すべきとの結論に達すれば、メキシコで2月26日から次回会合が開かれる見通しです。

(アナリスト 根岸慎太郎)

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