市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/01/24 13:35明日25日早朝のNZのCPIに注目。NZドルの支援材料となるか!?

[レビュー]

24日東京時間の外国為替市場では、米ドルが弱含み。一時、米ドル/円は109.79円へと下落し、ユーロ/米ドルは1.2332米ドル、豪ドル/米ドルは0.8015米ドル、NZドル/米ドルは0.7372米ドルへと上昇しました。米国のトランプ大統領が昨日(23日)、家庭用大型洗濯機や太陽光パネルに対して輸入関税を課す大統領令に署名。セーフガード(緊急輸入制限措置)を発動しました。それを受けて、米国の保護主義への懸念が浮上し、米ドルに下押し圧力が加わりました。


[これからの展開]

日本時間25日午前6時45分、NZの2017年10-12月期CPI(消費者物価指数)が発表されます。RBNZ(NZ準備銀行)はインフレ目標を採用しており、その目標達成に向けて金融政策運営を行います。そのため、CPIはNZの重要な経済指標のひとつです。

CPIは昨年(2017年)1-3月期に前年比+2.2%と、RBNZのインフレ目標(+1〜3%)の中央値である+2%を5年半ぶりに超えました。CPI上昇率は、翌4-6月期に+1.7%へと鈍化したものの、7-9月期に+1.9%に加速。2%に再び接近しました。

RBNZは昨年11月の金融政策報告で、10-12月期のCPIは前年比+1.8%との見通しを示し、7-9月期から若干鈍化すると予想しました。

一方で、今回のCPIの市場予想は前年比+1.9%。市場は、CPI上昇率が7-9月期から鈍化しないとみているようです。

CPIが市場予想を上回れば、NZドルの支援材料となりそうです。加えて、RBNZの利上げ観測が浮上した場合、NZドルは上げ幅が大きくなる可能性があります。一方、市場予想のみならず、RBNZの見通し(+1.8%)も下回った場合、NZドルの重しとなりそうです。


(出所:トムソン・ロイターより作成)

(シニアアナリスト 八代和也)

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