市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/01/23 13:20NZドル/米ドルが4か月ぶりの高値。資源価格の動向のほか、25日のNZのCPIに注目!!

[レビュー]

23日東京時間の外国為替市場では、日銀の金融政策発表後に、円が強含み。一時、米ドル/円は110.53円、ユーロ/円は135.63円、豪ドル/円は88.41円、NZドル/円は81.00円へと下落しました。日銀は、長短金利操作付き量的・質的金融緩和の現状維持を8対1の賛成多数で決定。短期金利をマイナス0.1%、長期金利をゼロ%程度に据え置きました。国債購入の「年間80兆円のめど」も維持。展望レポートでは、2%の物価目標の達成時期を「2019年度ごろになる可能性が高い」との見通しも維持しました。

米国の上下院は2月8日までの“つなぎ予算”をそれぞれ可決しました。つなぎ予算はトランプ大統領の署名を経て成立。それにより、米政府機関の一部閉鎖は解除されます。つなぎ予算可決に対し、為替市場では大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

NZドル/米ドルは本日(23日)、昨年9月以来、約4か月ぶりの高値を更新しました。

米ドルが全般的に弱含んでいるほか、堅調な資源価格を背景に資源国通貨全般に上昇圧力が加わっていることが、NZドル/米ドルを押し上げています。また、NZの主力輸出品である乳製品の価格反発も、NZドルにとってプラス材料です。乳製品国際価格の指標であるGDT価格指数は、1月16日のオークションで2回連続の上昇。約2か月ぶりの高値をつけました。

NZドル/米ドルの目先の上値メドとして、昨年9月20日高値の0.7427米ドルが挙げられます。明後日(25日)、NZの昨年10-12月期CPI(消費者物価指数)が発表されます。資源価格が堅調さを維持したうえで、CPIが強い結果になれば、NZドル/米ドルは一段と上昇して0.7427米ドル超えを試す可能性があります。0.7427米ドルより上の水準に定着した場合、次は0.7555米ドル(昨年7月27日高値)が上値メドになりそうです。

(シニアアナリスト 八代和也)

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