市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2018/01/17 13:48豪ドル/米ドルが約4か月ぶりの高値。投機筋のポジションは一段の上昇余地を示唆!?

[レビュー]

17日東京時間の外国為替市場では、特に材料がないなかで、円が弱含み。一時、米ドル/円は110.78円、ユーロ/円は135.84円、豪ドル/円は88.30円、NZドル/円は80.37円へと上昇しました。

ユーロ/ドルが一時1.2320米ドルへと上昇し、約3年1か月ぶりの高値を更新しました。上値のストップロスを巻き込んだとの見方が有力なようです。ユーロ/ドルにけん引されて、豪ドル/米ドルやNZドル/米ドルも上昇しました。その後、ユーロ/ドルや豪ドル/米ドル、NZドル/米ドルは反落。3通貨ペアとも結局、昨日(16日)のNY終値近辺へと押し戻されました。


[これからの展開]

豪ドル/米ドルが上昇を続けています。本日(17日)、約4か月ぶりの高値を更新しました。米ドルが全般的に弱含んでいることや、資源価格の上昇が豪ドル/米ドルの追い風となっています。代表的な原油価格の指標である米WTI先物は約3年1か月ぶり、鉄鉱石価格は4か月ぶりの高値圏にあります。資源国通貨である豪ドルにとって、原油や鉄鉱石など資源の価格上昇はプラス材料です。

投機筋の豪ドルのポジション動向をみると、豪ドル/米ドルは一段の上昇余地がありそうです。CFTC(米先物取引委員会)は1月12日、9日時点のIMM通貨先物の非商業(投機)部門のポジションを発表。豪ドルのポジションは、5,458枚の買い越しでした。

豪ドルのポジションは、2日時点で20,026枚の売り越しだったため、9日までの1週間で豪ドルの売りポジションの解消が進んだと判断できます。ただ、豪ドルの買い越しは、昨年(2017年)9月に77,194枚へと拡大したことがありました。それに比べれば、買い越しの水準は低く、豪ドル/米ドルは一段の上昇余地があると考えられます。

明日(18日)、豪州の昨年12月雇用統計が発表されます。その結果に豪ドル/米ドルや豪ドル/円が反応する可能性があり、注目です。雇用統計の市場予想は、雇用者数が前月比0.90万人増、失業率が5.4%です。

CFTC統計の豪ドルのポジション(2017/1〜)

(出所:トムソン・ロイターより作成)

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本日、BOC(カナダ銀行、中央銀行)の政策金利が発表されます。市場では、0.25%の利上げが予想されています。

*BOCの政策金利発表については、15日のオセアニア・レポート『17日にBOCが政策金利を発表!! 加ドルが反応しそう』をご覧ください。

(シニアアナリスト 八代和也)

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