市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/12/20 13:33GDT価格指数が1年2か月ぶりの低水準。今後は乳製品価格も相場材料に!?

[レビュー]

20日東京時間の外国為替市場では、NZドルが弱含み。一時、NZドル/円は78.54円、NZドル/米ドルは0.6954米ドルへと下落しました。GDT価格指数の低下やNZの7-9月期経常収支が、NZドルの重しとなりました。経常収支は46.79億NZドルの赤字と、赤字額は市場予想(42.90億NZドル)を上回りました。


[これからの展開]

乳製品電子オークション(GDT)が昨日(19日)開催され、乳製品国際価格の指標であるGDT価格指数は935と、前回12月5日の973から低下。2016年10月以来、1年2か月ぶりの低水準を記録しました。

GDT価格指数は2017年6月に1,096と、3年ぶりの高水準をつけました。その後は1,000台で推移していたものの、10月以降に実施された6回のオークションで上昇したのは1回のみと、GDT価格指数はこのところ弱含んでいます。GDT価格指数は2017年4-6月期、乳製品の世界的な需要増や生産削減を背景に上昇しました。その後、世界の乳製品供給量が上向きつつあり、それがGDT価格指数の足もとの低下の背景にあるようです。

乳製品は、NZの輸出全体の約4分の1を占める同国最大の輸出品です。そのため、乳製品価格の下落は、NZ経済はもちろん、NZドルにとってもマイナス材料と考えられます。

GDTの結果に対し、NZドルは前回までそれほど反応していませんでした。市場の関心が、NZの政局やRBNZ(NZ準備銀行)改革などに向いていたためと考えられます。ただ、GDT価格指数が今回、1年2か月ぶりの低水準を記録したことは、それなりのインパクトがありました。市場の関心は今後、乳製品価格の動向にも向く可能性があります。次回のGDTは2018年1月2日に開催されます。

 
(出所:GDT資料より作成)

(シニアアナリスト 八代和也)

= = = = = = = = = = = = = = = =
=

   トラリピ
アカデミアモデル
リニューアル第2弾
  ▼こちらのレポートをご覧いただいているあなたへお知らせ▼

  M2Jアカデミア学長の吉田と市場調査部チーフアナリスト津田のコンビが主体となりお届けしているトラリピ
アカデミアモデル。
 
12月のリニューアルでは、通貨ペアごとの運用成績や分析サマリーを公開。投資判断に役立つ情報がさらに見やすくなりました。
 
▶ 新たなアカデミアモデルはこちら※ログインが必要です
 

= = = = = = = = = = = = = = = = =

※当レポートは、投資や運用等の助言を行うものではありません。また、お客様に特定の商品をお勧めするものでもありません。

※当レポートに記載する売買戦略はテクニカル指標その他を基に客観的に判断しているものであり、相場の行方を決定付けるものではありません。最終的な投資判断はご自身の意思判断によりお取引いただきますようお願いいたします。

※当レポートのデータ情報等は信頼できると思われる各種情報源から入手したものですが、当社はその正確性・安全性等を保証するものではありません。

※相場の状況により、当社のレートとレポート内のレートが異なる場合があります。

バックナンバー

「市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート」過去記事のタイトル一覧(月別)はこちら。

そのほかのマーケット情報

ページトップへ