市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/12/18 13:5519日朝、RBA議事録公表。声明以上の材料が提供されるか?

[レビュー]

18日東京時間の外国為替市場では、日経平均が上昇するなか、円が弱含み。一時、米ドル/円は112.79円、ユーロ/円は132.51円、豪ドル/円は86.26円、NZドル/円は78.96円へと上昇しました。日本の11月貿易収支が1134億円の黒字と、市場予想(549億円の赤字)に反して黒字を記録したものの、為替市場に大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

日本時間19日午前9時30分、RBA(豪準備銀行)議事録が公表されます。今回の議事録は、政策金利の据え置きを決めた12月5日の政策会合のものです。

RBAは5日の政策会合時の声明で、豪ドル高に対する懸念を若干弱め、また「基調インフレ率は、しばらくの間、低水準にとどまる可能性が高い」との文言を削除しました。議事録では、インフレや豪ドル、金融政策に関する議論が焦点になりそうです。金融政策の先行きに関して、5日の声明以上の材料が議事録で提供された場合、豪ドルが反応する可能性があります。

なお、5日の声明は以下の通りでした。
<インフレについて>
・「インフレ率は依然として低く、CPI(消費者物価指数)と基調インフレ率はいずれも2%をやや下回る水準で推移している」
・「経済の加速に伴い、インフレ率は徐々に上昇すると予想」
*前回11月の「基調インフレ率は、しばらくの間、低水準にとどまる可能性が高い」との文言を削除。

<豪ドルについて>
・「豪ドルは過去2年間のレンジ内にとどまっている」
・「豪ドルが上昇すれば、経済活動の好転とインフレ率の上昇が、現在の想定よりも鈍くなる可能性がある」
*前回の「豪ドル高は、物価圧力を抑制する一因になると予想される」、「豪ドル高は、生産や雇用の見通しの重しにもなっている」との文言を削除。

<金融政策について>
・「低水準の金利が豪経済を引き続き支援している」
・「入手可能な情報を考慮すると、理事会は今回の会合で政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致していると判断した」

(シニアアナリスト 八代和也)

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