市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/12/12 15:1013日にRBA総裁講演。14日にトルコ中銀が政策金利を発表、市場の見方が分かれる

[レビュー]

12日東京時間の外国為替市場では、NZドルが強含み。一時、NZドル/円は78.65円、NZドル/米ドルは0.6935米ドルへと上昇しました。RBNZ(NZ準備銀行)次期総裁にオア氏が指名されたことが、昨日(11日)に続いてNZドルの支援材料となりました。

豪ドルは小動き。豪ドル/円や豪ドル/米ドルは、昨日(11日)のNY終値水準での“もみ合い”となりました。豪州の11月NAB企業景況感指数が+12と、10月の+21から低下したものの、豪ドルに大きな反応はみられませんでした。


[これからの展開]

RBA(豪準備銀行)のロウ総裁とケント総裁補佐が明日(13日)、シドニーで講演を行います。開始時刻は、ロウ総裁が午前7時15分、ケント総裁補佐が同9時の予定です(いずれも日本時間)。金融政策に関して新たな材料が提供されれば、豪ドルが反応する可能性があります。

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今週木曜日(14日)にTCMB(トルコ中央銀行)が政策金利を発表します。その結果が今後のトルコリラの動向に影響を及ぼす可能性があります。

市場は、後期流動性貸出金利の引き上げを予想しています(1週間物レポ金利、翌日物貸出金利、翌日物借入金利は据え置き)。インフレ圧力の高まりに加え、エルドアン大統領の主席経済顧問がTCMBの利上げを容認する発言を行ったためです。トルコの11月のCPI(消費者物価指数)は前年比+12.98%と、10月の+11.90%から加速。トルコ統計局がCPIの基準年を2003年に変更して以降、最も高い上昇率となりました。また、エルドアン大統領の主席経済顧問であるエルテム氏は11月23日、「インフレ見通しが悪化すれば、TCMBはいつでも利上げ可能だ」と語りました。

市場では、後期流動性貸出金利の引き上げ(利上げ)幅は1.00%との見方が有力なものの、それ以下(0.75%など)、あるいは少数ながら2%以上との見方があります。また、据え置くとの予想も根強くあります。市場の見方が分かれているため、どのような結果になってもトルコリラは反応しそうです。

後期流動性貸出金利が据え置かれた場合、失望感からトルコリラ売りが加速する可能性があります。利上げが決定されれば、トルコリラにとってプラス材料と考えられます。ただし、幅が0.25-0.75%にとどまれば、利上げが決定されたとしてもトルコリラは下落する可能性もあります。

(シニアアナリスト 八代和也)

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