市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/12/04 14:235日は豪ドルの材料が相次ぐ!? RBA政策金利や小売売上高が発表

[レビュー]

4日東京時間の外国為替市場では、米ドルが堅調に推移。一時、米ドル/円は112.85円へと上昇し、ユーロ/米ドルは1.1854米ドル、豪ドル/米ドルは0.7588米ドル、NZドル/米ドルは0.6852米ドルへと下落しました。米国の上院が2日に税制改革法案を可決。大型減税の実現に向けて前進し、米ドルの支援材料となりました。


[これからの展開]

明日(5日)は豪州の10月小売売上高や7-9月期経常収支、RBA(豪準備銀行)政策金利が発表されます。

日本時間9時30分に小売売上高と経常収支が発表されます。市場予想は、小売売上高が前月比+0.3%、経常収支が92億豪ドルの赤字です。市場予想からかけ離れる結果になれば、豪ドルが反応する可能性があります。

続いて、12時30分にRBAが政策金利を発表します。RBAは昨年8月に0.25%利下げした後、前回11月まで14回連続で政策金利を過去最低の1.50%に据え置きました。

政策金利は今回も据え置かれる可能性が高く、声明の内容が相場材料になりそうです。声明では、賃金の伸びや豪ドル、金融政策に関する文言に注目です。前回11月7日の声明は、以下の通りでした。
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・「賃金の伸びは依然として鈍く、この状況は当面続く可能性が高い」
・「労働市場の改善によって、賃金はいずれ幾分押し上げられるだろう」

・「豪ドル高は物価圧力を抑制する一因になると予想される」
・「豪ドル高は生産や雇用の見通しの重しにもなっている」
・「豪ドル高により、経済活動の好転とインフレ率の上昇が現在の想定よりも鈍くなる可能性がある」

・「低水準の金利が豪経済を引き続き支援している」
・「入手可能な情報を考慮すると、理事会は今回の会合で政策スタンスを維持することが、持続可能な経済成長およびインフレ目標の達成と一致していると判断した」
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豪州の7-9月期賃金コスト指数(11月15日発表)は前年比+2.0%と、過去最低を記録した4-6月期(+1.9%)からわずかな加速にとどまり、賃金の伸びが依然として鈍いことが改めて示されました。声明の内容は前回から大きな変化はなさそうです。その場合、豪ドルはあまり反応しない可能性があります。仮に声明が前回から大きく変化すれば、豪ドルが反応するとみられます。

小売売上高や経常収支の結果も市場予想の範囲内にとどまった場合、次は6日の7-9月期GDPが豪ドルの独自材料になりそうです。

(シニアアナリスト 八代和也)

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