市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/11/28 13:25加ドルなど資源国通貨に影響を与える可能性も!? 11月30日のOPEC総会に注目

[レビュー]

28日東京時間の外国為替市場は、方向感に欠ける展開。米ドル/円やクロス円は、おおむね昨日(27日)NY終値を挟んでの“もみ合い”となりました。米NY連銀総裁やミネアポリス連銀総裁の発言が伝わったものの、為替市場に大きな反応はみられませんでした。NY連銀のダドリー総裁は「インフレ率はFRB(米連邦準備制度理事会)の目標をやや下回るが、特に懸念していない」と述べ、緩やかな利上げを継続することが適切との見解を示しました。一方、ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁は「インフレ率が低いなかで利上げをする理由はない」と語りました。


[これからの展開]

OPEC(石油輸出国機構)総会が今週木曜日(30日)にウィーンの本部で開催されます。

OPECは前回5月の総会で、OPECと非加盟国の合計で日量約180万バレルの協調減産を2018年3月まで継続することを決めました。11月30日の総会では、協調減産の期限を2018年3月から延長するのか?や、減産規模がどうなるのか?が焦点とみられます。

市場では今回、協調減産の延長が決定されるとの観測がある一方、延長期間については、“3か月” “6か月” “9か月”と見方が分かれています。減産規模を含め、OPECの決定に原油価格(米WTI原油先物)が反応する可能性があります。

原油価格が大きく変動した場合、加ドルなど資源国通貨の動向に影響を与えそうです。一般的に、資源国通貨にとって、原油価格の上昇はプラス材料、原油価格の下落はマイナス材料と考えられます。

(シニアアナリスト 八代和也)

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