市場調査部エクスプレス オセアニア・レポート

2017/11/27 15:55NZドル/米ドルが約1年5か月ぶりの安値圏、米ドルの弱気材料が出れば反発も!?

[レビュー]

27日東京時間の外国為替市場では、円が堅調に推移。一時、米ドル/円は111.32円、豪ドル/円は84.57円、NZドル/円は76.33円へと下落しました。日経平均が前営業日終値比マイナス圏に転じ、下げ幅を拡大するなか、円買い圧力が強まりました。


[これからの展開]

NZドル/米ドルは11月17日、一時0.6780米ドルへと下落。約1年5か月ぶりの安値をつけました。その後は米ドルが全般的に弱含んだことで小幅に反発したものの、依然として約1年5か月ぶりの安値圏で推移しています。

NZドルは、主に以下の懸念が重しとなっています。
(1)RBNZ(NZ準備銀行)の責務に「雇用の最大化」も加わる可能性
RBNZの現在の責務は“物価安定”のみ。政府は中銀法を改正し、“雇用の最大化”も責務に加える方針です。市場では、雇用の最大化が責務に加われば、RBNZの利上げのハードルが上がるとの見方があります。
(2)RBNZの新総裁人事
今年9月26日にウィーラー氏がRBNZ総裁を退任し、翌27日から当時副総裁のスペンサー氏が総裁代行を務めています(代行任期は来年3月まで)。ロバートソン財務相はRBNZ理事会の推薦に基づき、来年3月に次期総裁を指名するとみられます。市場では、財務相が政府の方針に沿う考え方の人物を新総裁に任命することで、中銀法の改正を待つことなく、RBNZに雇用も重視させることが可能との見方があります。

NZドルが自力で上昇を続けるには、こうした懸念が和らぐ必要がありそうです。現在の状況でNZドル/米ドルが上昇するケースとしては、米ドルが売られる場合が考えられます。

今週は米ドルの独自材料が豊富です。ベージュブック(米地区連銀経済報告)やPCEコアデフレーターなどの米経済指標のほか、FRB(米連邦準備制度理事会)当局者の発言企画が多く予定されています。それらを受けて米ドルへの売り圧力が強まれば、その結果としてNZドル/米ドルが上昇する可能性があります。

(シニアアナリスト 八代和也)

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