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2017/10/26 14:09BOCは追加利上げに慎重!? 加ドルは上値が重くなりそう

[レビュー]

26日東京時間の外国為替市場では、円が強含み。一時、米ドル/円は113.37円、ユーロ/円は134.09円、豪ドル/円は87.41円、NZドル/円は78.02円へと下落しました。ECB(欧州中央銀行)理事会を控え、ポジション調整が中心とみられます。


[これからの展開]

BOC(カナダ銀行)は昨日(25日)、政策金利を1.00%に据え置くことを決定。今年7月、9月と2会合連続で実施した利上げをいったん休止しました。

声明では、BOCが追加利上げに慎重なことが示唆されました。

声明は、カナダ経済について、「4-6月期のGDP成長率は予想以上に力強く、より幅広い業種や地域に広がった」と評価しつつ、成長率は今年下半期により持続可能なペースへと鈍化し、今後2年間にわたって潜在成長率近くにとどまると予想。実質GDP成長率は2017年が+3.1%、2018年が+2.1%、2019年が+1.5%との見通しを示しました。

BOCはカナダドル高の影響について言及。最近のカナダドルの上昇によって、「インフレ率が2%に上昇する時期が7月時点の予想よりも若干後ずれする」と指摘するとともに、「輸出の伸びがいくぶん鈍化する可能性がある」としました。

金融政策に関しては、「時間とともに、必要となる金融刺激策が減少する可能性が高い」とし、追加利上げに言及する一方、「将来の政策金利の調整には慎重を期す」と表明。「金利に対する経済の感度、経済の能力の変化、賃金の伸びとインフレの両方のダイナミクスを評価するため、BOCは今後発表されるデータに導かれる」と、利上げのタイミングは今後の経済指標次第としました。

声明が追加利上げに慎重とも受け取れる内容になったことで、市場では追加利上げ観測が後退。声明発表後に加ドルが急落しました。BOCの利上げ観測の後退は、今後もカナダドルの上値を抑える要因となりそうです。

(シニアアナリスト 八代和也)

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